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トレーネの竜
ニーズヘッグもティアマットもネグロを次の闇の始祖の位につけようとしてます。
ニーズヘッグは父であるぶん、やや葛藤があるけど、ティアマットは世界を優先する感じ。
ニーズヘッグが座を退かなければ、消えなければいけなくなった理由は、後継者となる者を作っちゃったからだとかそういうもの。複雑な理由は無い。
トレーネの世界は、無から大地を作った創造主が生き物を作った後、その身を分けて六柱の始祖竜へ姿を変えた。始祖は神の化身であり、神そのものだったり。
竜の強靭な肉体を持って、竜の王として君臨してるけど、生き物としては竜でも人でも無いです。
ティアマットは純粋にルスを愛しています。ネグロのことを利用したり、ウッドヴァインの一族のことに口を挟んだりしないけど、彼女はニーズヘッグよりも一本引いて世界のことを見ているだけで、けして冷酷非道なわけではありません。あくまでも光の始祖としての役目を果たしているだけです。
そんなティアマットが、唯一ニーズヘッグのことを真似て人に近付いてみた例がルスを保護して育てたこと。
ニーズヘッグがユベルを愛してネグロが生まれなければ、ティアマットは森に捨てられたルスを気にかけもしなかったでしょう。