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創作関連: magicaトレーネの竜灰の塔その他創作

magica

「過ぎた力は身を滅ぼす。知らずに生きていく術もある。この地で生きていくには必要ない事。…オレが住んでたところじゃ魔術だとか異界ってのにいい顔する奴は誰もいなかった。」
「この時代に珍しいなそういうの。大昔に三国が統合されてからは誰もが機関や術士のこと知ってると思ってたんだけど。」
「だろうな、だからオレの故郷くらいだろうよ、あんな古臭い考え方してんのは。酷く狭いところだったぜ、家や庭は広くても、日常のいろんなところで息苦しさを感じる場所だった。12のときに誰にも黙って故郷を出て、なけなしの金で西に来てからは死にものぐるいで働いた。オレをサークルに入れてくれた恩師に会うまでは毎日生きるのに必死だった。どうしようもなくオレはガキだったから、ひとりでやってけるって本気で思ってたんだ。」




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