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magica
「お前んち変わってるよなあ、知らねえ奴でも家族だって。よく考えたらお前ってお坊ちゃんだろ?」
「はあ?間違いではないけどあんたバカにしてんだろ。」
「気のせい気のせい。」
「怒るぞキトリ。」
「もうおこってんじゃんかー!」
「で、坊っちゃん的にはどうなの?血ィ繋がってる兄弟姉妹居ないわけだし、お前が次の当主様なんだろ?」
「さあ、どうだろうね。...案外俺の娘か息子が出来るまで当主は母さんかもしれないよ。」
「ああ、なるほど。そのパターンもあったか。なに、お前家を継がない気なの?」
「...正直跡取りとかそういうのに興味無いな。開拓者としてあっちこっち行ってる身だ、あんたもそうだろうけどいつどこで死ぬか誰にも分からない。俺が引っ張っていくにはスコーラは大きすぎるしね。」
「まあな、いつ死ぬかわからないって点には同意だぜ。オレもまさか目を持っていかれるとは思わなかったしな。それにしても、そんなにお前の御家、でかくなってたのかよ。」
「ああ。年に一度集会があるが、着々と人は増えてってる。正直東の方の面々は名前も覚えてないね。」