代々から家は短命の者が多い血筋でした。
ある者は病に倒れ、またある者は戦にて討ち死に。
それはそれは悲惨な死を迎えた者までおります。
このままでは家は途絶えてしまう。
それを恐れたご先祖様は仕来たりを作りました。
男児は精通すれば嫁を娶り、女児は初潮が訪れたならば嫁ぐ事。
その仕来たりにより、家は繁栄してゆき、長寿の者も増えていきました。
――――そして今も尚、その仕来たりは守られたまま。
縁は異なもの、味なもの〜男子編〜
ちぇんじ!
( name )
「お前死ぬよ」
いい加減結婚しなさい、と親に言われ続けて早二年。
『結婚って…!俺まだ十五だよ!まだ遊びたい盛りなんだよ!
…仕来たり?はぁ?馬鹿馬鹿しい唯の迷信だろ』
と、全く結婚する気がなく長期休暇も実家に戻らなかった俺に
突然会いに来た親父は冷たい一言を叩きつけ去って行ったのでした。
その眼は本気だった。超怖かった。
だからとりあえず山田先生に相談したのです。
「俺、結婚しないと死ぬって言われたんですけど」
本当にそんなことあるんですか?と相談している本人を他所に
話を聞いていた少女がひとり。
「大変!!名前が…!けけけけけけ結婚するんだって…!!!!」
「「「「「 な ん だ と ?」」」」」
実は密かに彼に想いを寄せていた 彼女達 がとった行動とは?
※注意!このお話はキャラが女体化しております※
少女・立花→少女・善法寺→少女・七松→少女・潮江→
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