カルテット達がいなくなり、ビリーがイーディスを追いかけてきたところでは1つだった街灯が、気が付いたら2つになってました。
多分、映画館の外とこのシーンの場所(セントラルパーク)が別の場所ってアピールかなと思っている。

ビリーとイーディスがやってきて、ビリーが言います。
「イーディス、見てごらん。星がとてもきれいだ」
「郊外にでも来たつもり? ここはセントラルパークよ」

その後ビリーが「ねぇ、大西洋を泳いで渡るってどんな気持ち?」とイーディスに問いかける。
「僕は泳ぎは全然だめで」
「別に、ただ泳いだってだけよ」
「楽しかった?」
そのビリーの問いに、「とっても嫌だった」と答えるイーディス。
それに驚いたように、
「じゃあなんで泳いだのさ?」
そう問いかけたビリーにイーディスは言います。
「泳ぎが得意だったからってだけ。でもダイビングは好きよ」

「どんなところが?」
「飛び込むところ……じゃないわね。死ぬほど怖いもの。着水する時でもないわ、(自分の体を抱きしめるようにして)とっても痛いから。その間の、スー……って落ちていくところ。ほんの数秒なんだけどね」

イーディスの言葉を聞くとビリーは急に「イーディス・ハーバード」とフルネームで呼びました。
どうしたビリー!?って思いました(笑)

「君は自分が何者か分かる? 飛行士だ、僕と同じ」
そう言ったビリーに、ビリーの職業を知らなかったイーディスは驚いた様子で、
「あなた何してる人?」
「知らなかったの? 僕は飛行機乗りだ。キャプテン・ビリー・バック・チャンドラー。聞いたことない?」
ビリーが言うと、イーディスはちょっと言いにくそうに、
「ないみたい」
「でもいずれ聞くことになるさ! 僕は世界で最初のパリへのノンストップ飛行を成功させた人間になるんだ!」
「すごいわ!」


ビリーの話を聞いたイーディス、何かに思い至ったようで。
「それってパスポートはいるの?」
「今まで見せろって言われたことはないね」
どうやら、ニキにパスポートを握られている状態でも外にいけるかもしれないと考え付いた様子。

ビリーの返答を聞くとイーディスは急に言います。
「ねぇ、私も一緒に行っていい?」
しかしビリーは「無理だよ、二人じゃ重すぎる」と。

「私軽いわよ」
「それでも機体が耐えられない」

そう言われ、それでもまだ諦めないイーディス。
「他は? どこか他に行く予定はないの?」
「あるよ。明日、ニュージャージ−に行くんだ。予備の燃料タンクを取りに」
「それじゃダメ、どこか外国へは行かないの? そうだ、私ハバナに行ってみたい! ねぇ連れて行ってくれる?」
「いいよ、二人で一緒に行こう。いつか」
「素敵な人」

二人がラブラブムードを作り出していると(←その表現どうなんだ)、なんとニキが登場。
二人に見つからないよう街灯のところから覗き込むように見ています。
その際、シルエットも大きく映し出されていてなんか面白い。

尾行でもするように覗き込んでいたニキは、
「妙なことが起きているのではないかと来てみれば、ニキは今妙なことをこの耳で聞き、この目で見ている」
そこまで言うとポーズを変えるニキ。
どんなだったかな……とりあえず覗き込むポーズは止めて、足開いて上半身まっすぐって感じだったかしら。
「そこまでだイルカちゃん。プリンス・ニキは邪魔なものはつぼみのうちに摘み取る」
そう言うと、ニキはどこかへ去って行きます。


ニキに見られていたなどと知らないイーディス、ビリーに「明日連れて行ってくれる?」と尋ねます。
「どこへ?」
「ハ・バ・ナ!」
「だから明日はニュージャージーに」
断ろうとするビリーにイーディスは言います。
「どうしても明日じゃなきゃダメなの。これは私にとってとても大事なことなの」
するとビリーは。

「そうなの? じゃあ明日行こう、ニュージャージーなんてどうだっていい!」

お前、いいのかそれで!!!

喜んだイーディスはビリーの頬にキス。
その後二人はキスしようとしますが、ふいにイーディスが思い出したように「あ、今何時!? 私そろそろ帰らないと、みんなが心配するから」と言い出したので中断。
「そうだね、じゃあ家まで送るよ。そして夜明けと共に出発だ!」

そして二人とも退場。



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