その他BOOK | ナノ
★ 媚 薬 ★


澄み切った青空から、鳥が1羽、目的地を目指し飛んで来る…



キルア「おっ♪きたきた♪」


バサバサ…


キルア「よっと♪」

馴れた様に肩に止まらせ、足に付いている物を受け取る


キルア「へぇ〜、量、少ねぇんだな…
まあ、これだけあればっ!!」


バサバサッ!!

腕を振るうと、再び空へ飛んで行く



キルア「…いけるっvV







バタバタバタ…!


キルア「ゴーン♪」


ゴン「どうしたの?キルア。
そんなに急いで…」


キルア「なぁ、もう飯食った?vV」


ゴン「朝ご飯?
ううん。まだだけど…」


キルア「じゃあ、下になんか食いに行かねぇ??」


ゴン「ん〜…、俺はいいよ。
冷蔵庫にあるやつ食べるから♪」


キルア「んじゃあ、俺も一緒に食べてもイイ??」


ゴン「良いけど…、トーストだよ?(笑)
それでも良いの?」


キルア「イイって♪」


ゴン「そ…そう?ι」


キルア「じゃあ、ゴンは料理して♪
俺は飲み物、用意すっから。」


ゴン「料理…って…ι
パンをオーブントーストに入れるだけなんだけど…ι」


キルア「ゴンは牛乳でイイよな??」

無視して会話を続ける


ゴン「う…うん‥ι」





そんなこんなで朝ご飯が出来る



キルア「さあ!
ゴン、食べようぜ♪」


ゴン「うん!
いただきま…」


キルア「Σあ゙っ!!」


ゴン「Σえっ!?
なっなに?!ι」

キルア「えっ?
…あ〜…いや、パンより、牛乳から飲もうぜ?ι」


ゴン「なんで??」


キルア「いや…今日は暑いって言ってたから…ちゃんと水分とらねぇと…ι(笑)」


ゴン「そう?
それじゃあ、せっかくキルアが入れてくれたんだし、飲もうかな♪」


キルア「ああ。」


ごくっごくっごくっ…


飲んでいる姿を、唾を飲みながら、見つめる



キルア「……ゴクッ…!!!」


ゴン「…っふぅーー!!
じゃ、パン食べようかな♪」

飲み干し、パンに手を添える


キルア「ゴ…ゴン…、身体‥なんとも無いのか?ι」


ゴン「えっ??
別に、なんとも…」


キルア「そう…か?ι
(ぉっかしいな〜ι
即効性のはずなのに…)」


ゴン「…はぁ…はぁ…はぁ…」


キルア「(あいつ…騙しやがったの……
‥ん??)」

変わった息遣いに気付き、ゴンの方を見る


ゴン「はあ…、はあはあ…///」


キルア「…………」


ゴン「キルア…なんか…ハァ…、身体が…ハァ…、熱いっ……ハァ///

頬を染め、胸元を押さえながらキルアを涙目で見つめる


キルア「うっわ///
(やべぇ…っ)」


ゴン「……ハァハァ、…ハァ…///」


キルア「ゴン…可愛い〜///」

引っ切り無しに甘い吐息が漏れているゴンを、イヤらしく見る


ゴン「…ハァァッ…、ハァっ…ハァ…///」


キルア「ゴン…しんどそうだな…」


ゴン「ハァ…、キルア…///」


キルア「クスッ…、
‥治してやろうか??」


ゴン「Σぃやっ!!///」

耳元で、わざと耳に息が当たるように囁く

ゴン「はぁ、はぅぅ…///」


キルア「なあ…ゴ…」


ゴン「いいよ…ハァ…、しばらく寝てれば…治るから…っ、ハァ…///


キルア「………へっ?
ゴッ…ゴン?!」

予想をしていなかった言葉にポカンとする


ゴン「…キルア…、ごめんけど…また後で、…ね…?///」

色っぽく、可愛い顔でキルアに伝える


キルア「えぇッ!!!??

ゴン「おやすみ…//」

既にベッドに入り込む


キルア「………」


ゴン「すー…、すー……」

即座に寝る





キルア「………ぶたくん(ミルキ)…殺そう…。(怒)」






END


せっかく、ミルキ兄ちゃんから貰った媚薬だったが、役に立つことはなかった…。
すみませんンンンンッ!!!!ι


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