嫉妬しちゃう!
ブーーン…
脱衣所からドライヤーの音が響く
綱吉「エヘ…//♪」
鏡の前でニコニコする
リボーン「なにニヤニヤしてやがる。」
お風呂に入るのか、ドアを開け入ってくる
綱吉「Σリ、リボーン!!ι
明日が楽しみで、つい‥ι」
リボーン「明日…?
ああ、あいつ、日本に来るのか。」
綱吉「うん♪
1週間だけだけど…ι」
リボーン「まぁ、忙しいからな、あいつ。」
綱吉「でも良いんだ。
1週間だけでも一緒に居れるんだから…///」
頬を染めながら、ドライヤーをキュッと握りしめる
リボーン「家に泊まるのか、あいつ。」
綱吉「ううん。
家だったら、うるさいから嫌だと思って、呼んでない。
多分、ホテルかどっかに泊まるんだと思う…///」
リボーン「お前も一緒にホテルに泊まるのか?」
綱吉「えっ…!?////」
顔を真っ赤にしてリボーンを見る
リボーン「なんだ、違うのか?
"1週間、一緒に居れる"とか言うから、そう思ったじゃねぇか。」
綱吉「‥いっしょ…‥」
リボーン「なに想像してやがる。
もしかして、欲求ふま…‥」
綱吉「ちっ違うって!!///ι」
リボーンの言葉を遮り、真っ赤になって反抗する
リボーン「どうでもいいが、さっきからドライヤーどこに向けてんだ?」
綱吉「え…?どこって…‥
Σなっ?!!ι」
ドライヤーとお風呂の蒸気で、鏡がくもる
リボーン「どこに泊まるかの話から、ずっと鏡に向けてたぞ。
欲求不満が。」
綱吉「ゔ…っ////」
リボーン「フン。」
ニヤリとして、お風呂の中に入っていく
綱吉「…だって…、
会うの久しぶりなんだから、仕方ないじゃん…///」
呟きながら、くもった鏡に指で文字をかく
─"X X"──…‥
綱吉「ねぇ、ザンザス…///」
次の日の朝…
ビアンキ「ツナ。」
綱吉「う〜ん…」
眠いのか寝返りをうつ
ビアンキ「ツナ。」
だんだんと低くなる声
綱吉「…ん〜‥‥もうちょっと…‥」
ムニャムニャして起きる気配がない
ビアンキ「………」
綱吉「………
(あれ‥?静かになった…??)」
何も言ってこないのに気になり、目をうっすらと開ける
ビアンキ「…あら、起きたの。」
綱吉「Σひぃぃぃっ!!!
ビアンキ!!その手に持ってるのって…ι」
目を見開き、手に持っているモノを指さす
ビアンキ「ツナが後5秒で起きなかったら、永遠に眠らせてあげようと思ってたんだけど…。
残り3秒で、よく起きたわね。」
紫色の不吉なケーキを片手で持ったまま無表情で喋る
綱吉「(3秒後には俺、永眠!?ι)」
冷や汗をかきながら、目の前の人物を見る
ビアンキ「ツナ。
今日は、約束があるんじゃないの?」
綱吉「う、うん…ι
でも、12時に並中で待ち合わせだから、まだ間に合うよ。」
ビアンキ「ツナ、寝ぼけてるの?」
綱吉「え?」
ビアンキ「もう、昼の1時よ。」
綱吉「え…?ι」
ビアンキ「ほら。」
自分の腕時計を綱吉に見せる
ビアンキの腕時計
13:07
綱吉「Σなっ、ななな、なぁぁーーーッ!!!!!!??ι」
ビアンキ「ツナがなかなか起きないから、ママンたち出かけちゃったわよ。」
綱吉「そんなバカな!!ι
目覚ましちゃんとして寝たはず…‥
って、Σエエッ!!!??」
机にセットしておいた時計を見て愕然とする
ビアンキ「時間、あってないじゃない。」
ツナの時計
11:07
綱吉「Σうそッ!!ι」
ビアンキ「ダメツナね。」
綱吉「どうしよう!!
1時間以上、待たせちゃってる!!!ι」
ビアンキ「ツナ。
オロオロしてるとこ悪いけど、私も食材探しに出かけるから。」
綱吉「え?
ビアンキ、出かけ…」
聞き返そうと見ると、ビアンキの姿は既に無かった
綱吉「Σ早っ…!!ι
…窓から行ったんだ…ι」
開いている窓を見て確信する
綱吉「そんなことより、俺も急いで準備しないと…っ!!!ι」
ばっ!!
パジャマのボタンを外し、すぐさま上だけ裸になる
「Σぶはっ…‥!!」
すると、窓の方から声が聞こえる
綱吉「Σな、なに?ι」
驚いて、声がした窓の方をパジャマを持ったまま覗く
「い゙よぉ…、……ι」
下のベランダのとこで、座り込み鼻を押さえて、挨拶をしてくる人物を見つける
綱吉「Σスクアーロ!??ι
どうして、ここに?!
あっ、待ってて!!
今、すぐ下に行くから!!」
慌てて下に行こうとすると…
スクアーロ「着替えてから、下りてこいッ!!!///ι」
と、大声で言われる
REBORN-りぼーん-⇒