復活BOOK | ナノ
渡させてください!




チュンチュン…

鳥のさえずりが響く
ぽかぽかした朝…





「今日はいい天気だな〜。」




私は、柊沢 凛(ヒイラギザワ リン)
並盛中学2年生。

地味で大きめの眼鏡をかけてる、黒髪のショートカットで、前髪は真っ直ぐ。
ハネッ毛頭の、美術部。


今、学校に登校中です。






凛「今日行ったら、明日、学校休みだし、頑張るか〜…ι」



言いながら、いつも通りに登校していると、後ろの方から…






バキュンーーッ!!




綱吉「Σヒィィィッ!!!!!ι」



リボーン「あと10分しかねぇ。
さっさと走りやがれ。」



バキュン、バキュン、バキュンーーッ!!


銃を撃ちながら、綱吉を追いかける




綱吉「もう十分、間に合うってーーっ!!ι
うわぁぁぁぁっ!!!ι」



ビュンッ!!


物凄い勢いで走り抜ける






凛「Σうわっ…」


物凄い勢いで、綱吉たちが横を走り抜ける




凛「何…?今の……ι


Σあ…。」



道の真ん中に、ハンカチが落ちているのに気付く



凛「このハンカチって…、もしかしなくても、さっきの人の…‥」


ハンカチを拾い、広げてみる



凛「沢田綱吉…?」


綺麗な字で端に名前が書かれているのを確認する



凛「確か、沢田くんって、隣のクラスの…‥」


走り抜けて行った先を見る



凛「Σは、早く、渡さなきゃ…!!ι」




バタバタッ…!!

走って追いかける





















校門




凛「はぁッ、はぁ…ι
どうしよ…ι
もう、教室行っちゃったかな…?ι
それだと、非常に困るんだけど…ι」



キョロキョロ…

綱吉を探す





綱吉「Σヒィーーッ!!!!ι」


悲鳴が校門に響き渡る




凛「なに?」


驚いて悲鳴のした方を見る





綱吉「Σや、やめてくださいっ!!ι」



雲雀「君に命令されたくないよ。」


トンファーを構える



綱吉「Σヒィッ!!!!ι」





凛「あれは…、風紀委員長の雲雀恭弥さんだ…。
怒ってるみたいだけど、どうかしたのかな…?ι」


遠くから見る





綱吉「すっ、すいませんっ!ごめんなさいっ!!ι」



雲雀「君、何で今日は群れてないわけ?(怒)」



綱吉「ごめんなさいィィっ!!ι」





凛「?
なんで、群れてないのに怒ってんだろ…。」



???「あれはぁ〜、応接室に連れて行けないから、雲雀さま、怒ってんだよ〜〜?」



凛「へぇ〜。
そうなんだ…。

Σって、あなた誰!?ι」



???「俺はリボ…‥じゃねぇ、アタシはリボ子よ〜。
よろしくね〜。」


クルクルのロングヘアーのギャルが現れた!!!



凛「よ、よろしく…、リボ子さん…。」


リボ子「呼び捨てで良いってぇ〜。」


凛「あの…、リ、リボ子…。」


リボ子「なに?」


凛「応接室に連れて行けないって、どういう…」


リボ子「今日はぁ〜、連れて行く理由がないから、連れて行けないってことよ。
いつもは、もう1人と一緒に居るから、群れた理由として、応接室に行かせられるんだけどぉ〜、今日は、服装も完璧だから、連れて行けないんだよ〜〜。」


凛「そういうことか〜。

でも、それって、逆ギレじゃ…ι」






綱吉「あ、あの、雲雀さん…。
俺は、もう行きますね…ι」


雲雀「………」


綱吉「…あ、あははは…ι」


愛想笑いをしながら、走って下駄箱に行く



雲雀「………」



委員「あの、委員長…?ι」


黙ったままの雲雀に心配する



雲雀「…」



ドガッ!!!!!


コンクリートの壁にトンファーを突き刺す




委員「Σビクッ…!!!ι」



雲雀「ムッスー…(怒)」



草壁「(恭さん…、もう少しで俺の顔に突き刺さるとこでした……ι(泣))」


顔のすぐ横に突き刺さっているトンファーを涙を流しながら見る







リボ子「…ダメツナが。
怒らせやがって…。」


凛「雲雀さんって、恐い人ですね…ι

Σあっ!
私、早く沢田くんを追いかけなきゃ…!!ι」


近くにいた風紀委員に服装チェックをしてもらい、下駄箱に急ぐ




















下駄箱




綱吉「はあ…ι
雲雀さん、怒ったかな〜?ι
どうしよう、俺、咬み殺されるよ〜〜ι」


下駄箱に靴をしまいながら、呟く





凛「(Σあっ!!
沢田くん、まだいる!)

あ、あのっ、沢田く……」


綱吉の所に走って行こうとしたら…



リボ子「危ねぇぞ。」


どんっ!

凛をコケさせて、止まらせる



凛「Σうわっ!!ι

リ、リボ子さん…?ι
どうして…?ι」


リボ子「伏せてろ。」




ヒュー…‥

ボンッボンッボンッボンッ!!!!!




綱吉「Σヒィーーッ!!!!」



凛「Σきゃああああっ!!!ι」



下駄箱の前が爆発する




リボ子「あいつか…」





綱吉「なっ、なっ…なに?!
一体、何が起きて…ι」





「10代目ーっ!!!!
今の、見てくれましたか!?」


笑顔で駆け寄って来る





凛「あの人は…、確かファンクラブが出来てる程、人気の、獄寺隼人くん……。」


伏せたまま、獄寺を見る



リボ子「マフィアはモテモテだからな。」






綱吉「Σごっ、獄寺くん!?
どうしたの?!
今日は、朝早くからイタリアに爆弾を買い替えに行ったんじゃ…ι」



獄寺「そうなんスけど、早く10代目に会いたくて、昨日の夜から行って、今、戻ってきたんです!

そんなことより、10代目!!
今回は火薬の量、多目にしてみたんですけど、どうっスか!?」


綱吉「火薬の量、多くしたんだ…ι」


獄寺「はい!(笑顔)
分からなかったなら、もう1回やりましょうか!?」


綱吉「い、いいよ!ι
み、みんなが、迷惑してるし…ι
(っていうか、被害が大きくなるから、もうやめてっ!ι)」


地面に伏せている人たちを見る


獄寺「そうッスか…?
んじゃ、早く教室に行きましょう!!」


ニコニコしながら言う









凛「恐かった…ι」


リボ子「大丈夫ぅ〜?」


凛「う、うん…ι
一体、どうなって…ι」


立ち上がり、砂をはらう



リボ子「これは、あの人のせいね。」


凛「獄寺くんの…?」







獄寺「さぁ、10代目。
一緒に教室に…‥」



雲雀「何してるのかな?
そこ。」


雲雀が、さっきの爆発音を聞いてやってくる



綱吉「ひっ、雲雀さん!?」


獄寺「別に何もしてねぇよっ!
いちいち出てくんな!!」


綱吉の前に立つ



雲雀「嘘つくわけ?
爆弾投げたの見たんだけど。」


ニヤ

口の端を上げる




綱吉「(Σうわぁ〜ι
何か、さっきより機嫌が良くなってる…!!ι)」



獄寺「だったら、何だって言うんだよ。(怒)」



雲雀「何って、応接室に来てもらうのさ。
君は、ここの片付けを、風紀委員と一緒にやってもらうよ。」



獄寺「ふざけんじゃねぇっ!!(怒)
何で、10代目から離れなきゃなんねぇんだ…‥」


雲雀「当然…だよね?綱吉。」


綱吉に聞く



綱吉「Σヒッ…!!ι」


獄寺「雲雀ぃ〜〜(怒)」





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