復活BOOK | ナノ
俺の暇潰し。





黒曜中






髑髏「………ι」


犬「………ι」


千種「………ι」




骸「非常に、面白くないです。」


足を組んで席に座り呟く





生徒「………ι」


骸の言葉にビクビクする生徒たち





髑髏「骸さま…?ι」


犬「話しかけるんじゃないぴょん!ι」


髑髏にすぐさま言う


髑髏「え…?」


千種「…骸さま、今日は、特に機嫌が悪いみたいだよ…。」


髑髏「どうして…?」


千種「…。」






骸「ちょうど自習ですし、ちょっと、僕を楽しませてくださいよ。」


机に頬杖ついて、不良たちを見る




不良A「てめぇ…。
そりゃ、俺たちに言ってんのか?(怒)」


不良B「あんまり、調子にのんじゃねぇぞぉ?」


不良C「楽しませてやろうじゃねぇか…。」



チャキ…

武器を手にし、骸の席を囲む





骸「………」


自分を囲んだ不良たちを黙って見る




犬「Σ骸さんっ!!ι」


千種「……っ!」


髑髏「………!!」


骸が危ないことを察知し、武器を手にする




骸「いいです。
今日は、僕がやります。」


武器を持った3人に、そう告げる




髑髏「骸さま…。」


犬「…ι」


千種「分かりました…。」


言われて武器をしまう




不良A「珍しいじゃねぇかっ!!
今まで、さんざん後ろで見てきただけの奴が!!」


不良B「口ばっかりで、何も出来ねぇんじゃないのかよ!!」


不良C「喧嘩できんのか?
あ゙あ゙??(怒)」


不良D「はったりじゃねぇだろうなァ!?」


鉄パイプやら、ナイフやらを構える





骸「まるで、うるさいハエですね。
なぜ僕が、今まで見てきただけか、本当に分からないんですか?
それは、僕が君たちに手を出す価値もないからですよ。」



不良A「んだとぉ…(怒)」


不良B「ふざけやがって…!!(怒)」


不良C「病院送りにしてやるぜっ!!(怒)」


不良D「くらぇぇーーっ!!!!(怒)」


不良たちが骸に向かって行く




骸「クフフ…。
いいでしょう。
僕が直接、相手をしてあげます。」


どこから出したのか、槍を手にする






生徒「…っ!!!ι」


ガタガタガタッ!!!


骸が立ち上がった合図と共に、机を一気に後ろに下げるクラスの皆。





髑髏「………ι」


犬「何してるぴょん!
俺たちも廊下に行くぞ!」


髑髏「…え、」


千種「まきぞい…食らいたくないでしょ…?」


髑髏「わ、分かった…。」


急いで廊下に移動する








骸「さて…。
どれだけ楽しめるでしょうか。」


攻撃を避けながら、他の生徒が廊下に移動したことを確認すると、槍をクルクル回し、床につける




不良A「こいつ…ッ!!」

不良B「チィ…!!」

不良C「……っ!!」

不良D「ふざけんじゃねぇっ…!!」


骸の態度にキレる不良たち…




骸「今度は、こちらから行きますよ‥。」



槍を構え直し、不良たちに走って行ったと思ったら…




バシッ!

バシィッ!!!




不良A「Σがはっ!!」


不良B「Σうぐっ!!」


不良C「Σぐあっ!!」


不良D「Σうっ‥!!」


不良たちは、一瞬にして倒れる




骸「おやおや。
ウォーミングアップのつもりだったんですが…。」


倒れこんだ不良たちを立ち止まって見る








生徒「Σな、何が起こったんだ…?ι」

生徒「一瞬にして、倒れたぞ!?ι」

生徒「す、すげー…ι」


女子「キャーッ!!!
骸さま、カッコいい!!」

女子「六道くん、素敵…//」

女子「カッコ良すぎる…////」



盛り上がる廊下







不良D「…っ、ぅぐっ…うっ……、てめぇ…っ!!!」


倒れたまま骸を睨み付ける



骸「ほー…。
意識がある方がいるとは。」



不良D「絶対、許さねぇ…!!!
後で、先輩たちに言って…」


ダンッ!!

足で身体を踏みつける



不良D「Σぐぁはっ…!!」



骸「その言葉は、まず、立つことが出来てから、言いましょうね。」


笑顔で踏みつけながら、槍を構える



不良D「Σやっ、やめろ…!!ι」



骸「クフフ…。」



不良D「やめてくれっ…!!
やめっ…」





〜〜♪


どこからか音楽が響く







犬「この音…」


千種「これ、…骸さまの…」


髑髏「骸さま、メールが来てます…。」


骸の鞄から携帯を取り出し伝える




骸「…どうせ、知らない女子からのアプローチでしょう。」


とどめをさす瞬間を邪魔され、更に機嫌を悪くする





髑髏「いえ…。
ボスからです‥。」


ディスプレイを見ながら言う







骸「読み上げてください。」




不良D「うぐっ…う…」


足で踏みつけた状態で言う






髑髏「はい…。

題、`おはよう'で、音符(♪)付き…。

文、`1週間もメール出来なくてゴメン。母さんが、うっかりして携帯代、払ってなくて…ι
今日から、出来るから!
あ。今日、うちに来るんだったら、並盛商店街にあるケーキ屋さんの、苺ショートケーキ買ってきて'

……で、最後にハートが付いてます。」






骸「………」


踏みつけたまま、俯いて震え出す






生徒「……最悪だ…ι」

生徒「ああ…。
パシリじゃねぇか…ι」

生徒「…さらに怒っちゃうよ…ι」


骸の後ろ姿を見て怯えだす






髑髏「む、骸さま…?ι」

犬「…ι」

千種「はぁ…。
(機嫌が悪かったのは、そういうことか…ι)」







ビシッ!!


不良D「Σうあァァッ!!」


嫌な音が教室に響く




骸「クフフ、クフフフフフ…。」


槍を不良の顔の横に思いっきり突き刺し、笑う



不良D「………」


ショックで気絶する





骸「クハッハッハッハ!!

やっと、やっと、メールが来ましたぁ♪
そうでしたか、止まってたんですね!
そうと分かれば、今から、ケーキを買いに行かなくてはっ!!
あそこは、人気ですからね!♪

犬、千種、クローム。
僕は、今から早退します。」


上機嫌に髑髏から自分の鞄をとり、軽やかに去って行く









生徒「…………ιιι」






髑髏「犬…。千種…。」


犬「俺たちも、先コーに言って早退するぴょん!!」


千種「はぁ…。
そうだね…。」


そう言い、3人も骸の後を追う






生徒「Σえ゙…ι」

生徒「後始末、俺らかよ…ιι」

生徒「………ιιι」


女子「骸さま、ほんと素敵…///」

女子「……でも、ボスって…ι」

女子「やだぁっ!!ι」



気絶した不良たちを見ながら、ため息をつく男子たちと、
骸のメールの相手にショックを受ける女子たちで廊下はザワザワした…







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