銀魂BOOKA | ナノ
3Z版 赤ずきんちゃん


ざわざわ…


ガヤガヤ…




{皆様、大変長らくお待たせいたしました!
前回の桃太郎に続き、今回は赤ずきんちゃんを、ハチャメチャな3年Z組がやっちゃいます!
どうか、いつでも吐けるようにゴミ袋を持参して、見ちゃってください。

では、3年Z組赤ずきんちゃん、始まります!!}









幕が開く…
















「ランラン〜♪」



村人A「おっ。
赤ずきんちゃんじゃねぇか。
スキップして、今日も可愛いな〜♪
おつかいかい??」


「はい。
そうなんです♪」



僕は志村新八。

今は大好きな母上に頼まれて、おつかい中♪




村人B「おっ。
朝から、おつかいかい?
偉いねぇ、赤ずきんちゃん。」


新八「おはようございます、おじさん♪」



村人C「おや、赤ずきんちゃん。
今日もおつかいかぃ?」


新八「あっ。
おばあさん、おはようございます♪」




え??

なんで、みんな、僕の事を
『赤ずきんちゃん』って呼んでるかって?

それはですね〜♪
僕の母上が作ってくれた、
赤い頭巾をかぶってから、
みんなが
『赤ずきんちゃん』って呼ぶようになったんですよ。

でも、僕、
なんですよ?

いい加減、
『ちゃん付け』はやめてほしいです///






新八「え〜と、今日買うものは〜〜…」


ペラ…

いろいろな店が並ぶ道端で、母上が書いたメモを見る




「Σあっ!!
新八く……じゃなくて、赤ずきんちゃん!!!」

そんな時、前の方から、新八に手をふりながら、何者かが駆け寄って来る


新八「ん?
あ!近藤さん!!」


近藤「おはよう、新八くん!
なになに?♪
また、お母さんのおつかいか?」


新八「えぇ、まぁ…ι」


近藤「あははっ!
やっぱりなっ!!(笑)」



この人は、警察の近藤さん。
なんか、警察では偉い人らしいけど、とても、そうには見えない。

だって、いっつも、母上をストーカ…、追い回してんですから。





新八「近藤さんはどうしたんですか?
巡回中ですか?」


近藤「う〜ん、まあ、そんなとこだ。」


新八「?
何かあったんですか??」


近藤「いや……ここんところ、若い女性が狙われる事件が多発しててな…ι」


新八「うわ…ι
物騒ですね…ι」


近藤「うん…ι
でも、殺されるわけではないんだよ…ι(笑)
でもな…ι」


新八「?
何か気になる事があるんですか?」


近藤「なんか、その襲われた女性の首には必ず、何かしらの2つの小さい穴があるんだ…|||ι」


新八「2つの小さい、穴…ですか…?ι」


近藤「あぁ。
なんか、刺されたような…、突き刺されたような‥」


新八「うー……|||ι
恐いですね…ι」


近藤「だろ〜?恐いよなぁ?ι
恐いのダメなのに、俺ってば、これ担当になったわけよ…ι
最悪だよな〜ι」


新八「…嫌ですね〜ι
誰かに替わってもらえば良いのに…ι
近藤さん、結構、偉いんでしょ?」


近藤「そうしたいけど、俺の上の上の、すごーく上の、とっつぁんがさぁ、誰かに替わったりしたら、殺すって言うんだもんよ〜…ι
だから、これ絶対的なわけよ…ι」


新八「なんか知らないけど、交替は無理みたいですね…ι」


近藤「あっ。新八くんは気にしなくて良いからね!
狙われるの若い女の人だし。」


新八「そりゃ、分かってますけど、僕の姉上が…、心配です…ι」


近藤「あっ、そういやぁ、新八くん、姉ちゃんが居るんだったな〜ι
美人さんだし、報告しといた方が……」




そんなの大丈夫よ。
私を誰だと思ってるの?
忍者よ、忍者っ!!!
首に穴を付ける変態なんか、コンクリートで固めて生き埋めにしてやるわよ。


突然、噂をしていた本人の声が言葉が耳に届く

というか、2人の目の前にいた。




近藤「Σいつから居たわけ!?」

新八「ていうか、姉上。
眼鏡かけてください。
違う人に話しかけてますよ?ι
その人は、村人Aさんです。」


猿飛「あら…。」


村人A「ヒィィーー…ι」

わけも分からず、走り去る村人Aさん








*****







かちゃ…

新八に注意をされ、ゆっくりと眼鏡をかける



猿飛「新八、何してんのよ。
母さんが心配してるじゃない。」


新八「あっ…ι
すいません…ι」

近藤「ごめん、ごめんι
俺が止めてたんだよ…ι」


猿飛「あなたが…?
あなた、母さんに懲りず、新八にも手を出してるの?
嫌だわ…。その内、私にも目を付けて、無理やり路地裏なんかで…ι」

嫌な想像をし、近藤を軽蔑した目で見る


近藤「しないから!!!ι
絶対、あんたにしないからっ!!!!ι」

新八「姉上…ι」


猿飛「どうかしらね…。」




この人は、僕の姉上で、超一流の忍者。

いつも母上に作ってもらった、
『黒い頭巾』をかぶってるから、『黒ずきんちゃん』って呼ばれてる。

姉上は、その呼ばれ方、嫌らしいけど…。





近藤「‥ま、まぁ…、そういうわけだから、新八くん。
お母さんにも伝えておいてくれないかな?」


新八「あ、はい…ι」

猿飛「母さんには、関係ないと思うけど…。」

新八「そうですね…ι
(犯人の方が、ヤバい事されそう…ι)」


近藤「んじゃあ、俺は巡回に戻るから。
ごめんな、新八くん。
ひき止めちゃって。

それじゃあ、気を付けて帰れよ〜。」

スタスタスタ…

そう笑顔で伝えると、出会った時と同様に、手をふりながら立ち去って行く



新八「近藤さんも、気を付けて〜。」

手をふり、近藤の後ろ姿に声をかけながら見送る



猿飛「さ。
私たちも帰るわよ?」


新八「え…ι
でも、買い物‥まだしてなぃ…」

猿飛「私がしてきたから。」

足元近くの道に置いてある、買い物袋を指差す


新八「Σ早っ!!!??ι
いつの間に…ι」


猿飛「ってことで、母さん、心配してるから、もう帰るわよ。」

買い物袋を手に持ち、先に家に向かって歩き出す


新八「あっ、姉上!!
待ってくださいよ!!ι」

そんな姉に駆け寄る



村人Z「おっ。
赤ずきんちゃんに、黒ずきんちゃんじゃねぇか。
今日も仲良いな〜♪」


ピキ‥

猿飛「(怒)


シュルシュルシュルっ!!


村人Z「Σぎゃあああっ!!!」

紐が突然、身体を覆い、身体を締め付けられ、宙に浮く感覚に悲鳴を上げる


新八「ちょ、姉上!!ι」


猿飛「私は、さっちゃんよ!!
赤ずきんでも、黒ずきんでもないわ!!」

ふんっ!

怒りながら、先に行く



新八「……嫌なら、ずきんなんか、かぶらなきゃ良いのに…ι」

猿飛に聞こえないように喋って付いて歩く



村人Z「Σちょっ!!ι
降ろしてって!!ι」

木の枝に紐でSM縛りで吊るされた格好のまま、立ち去られる










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