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入れ替わり大作戦ッ!!2


わぉ〜ん…‥


家の灯りも、わずかになり、犬の遠吠えが響き渡る静かな夜




親父「いーい湯ぅだな〜バババン‥いーい湯だな〜…バババン〜〜‥っと…ヒック!///」

気持ち良さそうに、酔いに浸りながら帰宅する、どこかの親父



シュタタタタタ…

そんな親父には聞こえていないだろう、
屋根を跳び渡る、微かな音が…




親父「ま〜〜た、こんなに酔っちまったぜぇ〜‥ック//
だって、飲まなきゃ世の中やっていけねぇんだっつーの〜‥ヒック!///
今日も母ちゃんに叱られて‥娘にゃ、避けられちまうなぁ…ック!///
でも、父ちゃん悪くねぇもん…。
スナックのババアと化け猫が、いっぱい酒を飲ませるから悪ぃんだも〜〜ん…///
…………あ〜〜あ…お月さんは綺麗だな〜〜…ヒック‥!///」

ヒクつく声で愚痴をこぼしながら、月を見上げる


シュビッ!

その時、人の形をしたシルエットが月に重なるのを目にする



親父「あ゙らら〜??
なんか今…人が飛ばなかったか〜?…ヒック!///」

よく見えなかったらしく、目を擦る


親父「……まあ〜忍者なんかじゃあるめぇし…
今日は酔いすぎちまったな〜〜‥ヒック!///」







*****





スタ…

志村家の前で足を止める




猿飛「今度こそ、失敗しないわよ…。
うふふ…ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふvV」








入れ替わり大作戦ッ!!2








ギシ‥ギシ…

勝手に家の中に入り、廊下を忍び足で歩いていく



猿飛「ココね…。」

ある部屋の前に来ると、立ち止まる


猿飛「うふふ‥vV」

ガラ…

妖しく笑うと、襖を開け、ターゲットの部屋の中に入る





新八「スー…スー…」



猿飛「寝てる、寝てる。
無防備で寝てるわ〜。」


新八「…スー…スー……」


猿飛「前回は失敗しちゃったけど、今回は成功させてやるわよッ!!
もう、こんなメガネに先を越されたくないの!!
だけど、銀さんカッコ良かったわ〜vV
あんなに、鬼畜、鬼畜のSだったなんて〜vV
いやぁぁぁんvV
思い出すだけで、銀さん好きになっちゃうぅぅーーッvVvV
あ゙あ゙〜〜んvVvV
もっと!もっと、いじめてぇぇ〜〜〜vVvV」

前回の事を思い出し、頬を染めながら、くねくね動く


新八「ん゙…ん〜…」

声に脳が反応したのか、それとも気配にしたのか、眉間にシワを寄せて、寝返りをうつ


猿飛「Σヤベッ!ι
こんな所で、萌えちまってる場合じゃないわ、さっちゃん!
つか、起きてないわよね?ι」

恐る恐る覗くように確認する


新八「スー…スー…」


猿飛「…ふぅーーι
起きてない…、良かった〜ι
あんまり時間とると、気配で起きるかもしれないから、さっさとやる事やった方が良さそうね…。」


新八「…スー…スー…」


猿飛「前回のは2時間だけだったけど、今回は15時間の効力がある特製電気振動機を使うんだから♪
今、夜中の3時前だから、3時丁度に使うわよ♪」

わざわざ重たくて、大きい電気機械を風呂敷に包んで持って来た、さっちゃん。

早速、準備に取り掛かる






新八「スー…スー…」


そして、1分前…


猿飛「えっと、あっちの吸盤器にメガネのおでこをくっつけて……」

ピタ…

新八の額に、タコの吸盤みたいな機械を貼り付ける



新八「スー…スー……」


30秒前…


猿飛「そして、もう片方の吸盤には私のおでこをくっつける‥っと…。」

ピタ‥

ヘッドホンみたいに一つの導線で繋がっている、吸盤の片方を自分の額に貼り付ける


10秒前…



猿飛「それから、電源を入れる。」


3秒前…


猿飛「コレかしら?」


2秒前…


猿飛「コレしか押す所ないみたいね…。
じゃあ、押しちゃお♪」

本体機を見渡し、スイッチらしきものを押す


1秒前…


ポチッ…




0…‥









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