小説『愛情表現』病み銀→新
2016/09/29 04:21

眼鏡の君アルミ様に、ずっと前、書いてもらった素敵小説です!!
もう閉鎖されましたが、素敵すぎる小説なので、ここに貼らせてもらいます!
お返事を待たず、勝手にして申し訳ありません!ιm(__)m



病み銀→新
愛情表現[告白]
裏モノ新八可哀相なので注意!!






始マリマス!







あの日から俺は
毎日新八と買い物に行ってる。

セックスをしたすぐ後、ぐったりとした新八を起こして服を着せて。

よたよた、と
情事後の余韻を残した赤い顔をして
俺の後を着いてくる新八は本当に可愛い。

でも、そう思うのは俺だけじゃないらしい。


たくさんの視線を集める新八は
自分じゃその事に気付いてなくて、ただ必死に俺に追い付こうと頑張ってる。
俺から少しでも離れたらお仕置きが待ってるから。新八は身を持って知ってる。


愛しい愛しい新八。
その分、他の奴らの視線が気に喰わない。




店に着いて新八がカゴを持つ。
今度は俺が新八の後ろを歩いた。買うものなんて俺には分からないし。


新八はオドオドしながら買い物を始めた。
人参を手にした新八に近づいて
耳元でささやく。


「俺のより小せぇけど、挿れてみるか…?」


「…っ!」


新八の肩がびくりと揺れた。顔を覗き込むと
涙で一杯の瞳が。
少しいじめ過ぎたかな、なんて
さっきまで無理矢理
新八を犯してた奴の言葉じゃない。

新八に「冗談だ」と笑って告げると
新八は泣きながら人参を棚に戻した。

あぁ、本当に可愛い。
いじめ甲斐があるよなぁ。





「す、すみません。志村新八さんっ」


不意に声が聞こえて振り返ると
見たことの無い青年が。新八もいきなりの事で戸惑ってるみたいだ。


「ぇ…な、何か…?」


涙を隠しながら新八が応えた。


「す、好きです!」


「…ぇ………、ぁ、あの…」


いきなり話しかけてきて何かと思えば
告白かよ…

新八は意味が分かってないらしく、その青年を見上げてる。

イライラした。
俺だけを惑わせば良いんだよ、新八。
他の奴らを惑わす必要はねぇだろ?


「お前本気?こいつ男だけど…」


俺が代わりに質問するとその青年は「本気だ」と言い張った。

でも残念。
新八は俺のだ。


「じゃあ…15分後にソコの路地裏に来いよ。そこで新八が返事してくれるってさ。」


「ぎっ…銀さん…?」


勝手に約束を取り決めた俺を見る新八の目は
少し怯えてた。




買い物を中断して
新八を路地裏に連れ込んだ。薄暗いそこには野良猫が一匹。人影はない。


「銀さん…、ぁの、まだ15分経って、なぃ…です…、そっそれに、買い物…」


何かを察したらしく新八が色々と理由をつけて
路地裏から出ようとする。


「新八ぃ、俺怒ってるの分かるよな…?」


「…っ、ぁ…銀さ…」


「口ごたえ…するんだ…?」


「ぅ…、…ふ…、」


俺に睨まれて泣き出す新八。
新八自体は悪くないけど、新八が出すフェロモンのような、
周りの奴らを魅了させる何かが
腹立たしかった。


新八の涙を舐めとって
服を乱れさせていく。



「ちゃんとあいつに返事してやらないとな?」


"僕には銀さんがいます"って…



「ぅ……ゃだっ…」


胸元に舌を這わせると
新八が身をよじった。
買い物の直前に付けた赤い印が綺麗に残ってる。


「嫌だって何だよ?あいつと付き合いたいって事か?」


「ち…ちが…っ見られ…ちゃ…ぅ…」


泣きながら俺の頭を押しやる新八。
感じてるのか力は弱い。


「俺に突っ込まれてるのを見られるのが嫌なのか?いつも気持ち良すぎて気絶するのに?」


「ぅぁっ!//ゃぁっ!!」


袴の隙間から手を突っ込んで
新八のペニスの皮を一気にめくってやった。

湿ったそこは
ピクピクと反応している。


「いつもより反応早いな。見られるの好きなんじゃねぇの?」


「ふぅっ、ちがぅ…っ!ゃっ、銀さっ…!!」


いつも以上に
抵抗する新八。そりゃ男に突っ込まれてる所を見られるなんて、嫌に決まってる。

新八の下半身を裸にして屈んでペニスを口にくわえた。

あの青年が見てる間は少し優しく抱いてやろう。

新八がヨガってる所を見せるため。
新八が俺を求めてる所を見せるため。


ぐちゅっ、ぢゅっ、
ぴちゃ…


「ぁっんっ、ゃっ…ゃめてぇ…っ//」


卑猥な水音と新八の喘ぎ声が
路地裏に響いた。

もうすぐ
15分が経つ。



「ぎ、ぎんさ…っ、ほんとに…ゃめ…っ!//」


ぢゅっ、ちゅぽっ、
ちゅ…


新八のペニスをくわえて頭を動かすと
新八が真っ赤になって
拒否する。
俺の髪の毛に降る涙は
止むことはない。


「ぅあ…っ、ゃだぁ…!//」


「…気持ち良いんだろ?あんまりでけぇ声だすと、他の奴等まで見に来るかもなぁ、」


「…っ…ぅ、」


いやらしい糸を引いた新八のペニスを一舐めしてニヤリと笑うと、
新八は
ひくっ、と体を揺らして少しだけ静かになった。


その時
ふと、人の気配を感じた。


「…、…新八、ちゃんと返事してやれ、」


片想い青年のお出ましだ








「っぁ…ゃぁっ!///」


視線を感じる中、
俺は新八を攻めたてた。

泣きながら喘ぐ新八に
釘付けになっている青年を一睨みして
新八の内部に押し入る。


「ぅあ…っ!ぁぁっ//」


最初から前立腺を突いてやると、
聞かれているのが恥ずかしいのだろう。新八が口を抑えながら、
それでも声を漏らした。

可愛くて愛しくて。
誰にも渡す気なんかねぇよ。
あいつが見てるうちに
新八の口から言わせなきゃなぁ…



「…新八、俺の事、好き、だよなぁ…?」


「ぁ…ぅっ…//」


腰を振りながら新八に問いかけた。
新八は
ビクビクと震えながら、ぎゅっと目を瞑り、
俺の問いかけには答えない。


「…好き、だよな…?」


「ゃっ…ぎ…さぁ…っ!」


今度はピンと反応している新八のペニスを強く握りながら問いかけた。

新八は懇願するように
泣きながら俺を見てくる。
赤くなった大きな目とか悩ましげに寄せた眉とか紅く染まった頬や体中がなんとも色っぽい。


あぁもう、
絶対誰にも渡さねぇ。



(俺の事好きって言ったら、コレ離してやるよ、)


新八の耳元で囁いて、
"コレ"を更にぎゅうっと握ると
新八は真っ赤な顔をしてプルプルと震えながら、微かに頷いた。



「…ほら、新八…俺の事、好きだよな?」


腰の動きを止めて
何か話そうとしながらも戸惑う新八を促す。

物陰に隠れて俺たちを覗いてるアイツに
お前の気持ちを聞かせてやれよ。


「…ぅ…、…き…」


「…聞こえねぇよ…」


新八のペニスを握る手に更に力を込めた。


「あぁっ!…き…好きぃっ!//」


「誰が好きなんだ…っ?」


新八のペニスを掴んでいる手はそのままで、
思いっきり奥を数回突いた。


「あぁっ!ぎんさ…っ!銀さんが好きぃっ!」


背を仰け反らせて、半ば叫ぶように声を出した新八。
掴んでいたペニスをはなすと、
先端からトクトク、と白い液体が溢れてきた。
綺麗だなぁ。

手についた新八の精液を舐めながら
青年を見やると
俺と目が合った青年は
足早にその場から去っていった。
新八の返事は届いたらしい。



「新八ぃ、よくできました…ちゃんとお返事出来て良かったな…?」


ぷるぷると震えている新八の耳元で呟き、
繋がったままの体を揺さぶる。


「ぁっ…ゃだぁ!もぅ、ゃめて…っ」


「は…、何言ってんだよ…俺はまだ、イってないだろ…っ?」


「ゃぁ…っ!」


弱々しく抵抗する新八を簡単に抑え込んで
新八の体を蹂躙し続けた。


「っ…アイツ、お前を思い出しながら、オナニーする、かもなっ…」


「ぁっ、ゃだぁ…ぎんさ…言わな…っぁぅ…」


イライラするから体も心も攻めた。
新八は俺の事だけ考えてればいい。俺だけの新八でいればいい。


「っ…俺の事…好きだもんな…っ?」


「…ひぁっ…!」


新八の中に精液を流し込む。
いつの間にか達したのか、新八の腹には俺のものじゃない白い液体が大量にこびり付いていた。

はぁはぁ、と苦しそうに息をする新八に
軽くキスをして、
涙を舐めあげる。


「…お前が言ったんだからな…?」


"銀さんが好き"って。

それが無理矢理言わされた事だとしても
俺はこの耳で聞いたんだ。


意識を飛ばした新八の耳に舌を這わせて
俺は初めて新八に告白した。




『愛してる。』




END.






管理人のThank you コメント

いやぁ、ほんとアルミ様の小説、『愛情表現』は何度読んでも素晴らしいですっ!!

病み銀さんに犯される新八に、どーしようもなく萌えてしまいますっ!!!
ハァハァハァッvV←


このシリーズが大好きな私は、初回の話から、この『愛情表現[告白]』までを、全て持ち帰りたくなりました(笑)
↑(笑い事じゃねぇ!!)

マジで、このお話、好きすぎますっ!!

書いてくださって、本当にありがとうございました♪(*^_^*)


閉鎖されても、私はアルミ様のこと大好きですからっ!!!!←





2010.7月31日に掲載。

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