物語の始まりとも言える存在。現在は「アステール」という、一般人からの依頼を受け、それをこなすことによって報酬を得ている、いわばギルドのような団体のリーダーを務める。驕らない性格からか、アステールの者以外からは彼女が歴史にも関わる人物だとはこれっぽっちも思われていない様子。数年前に今の夫、サリルと結婚した。
四児の母でありながら、仕事までこなす。だが決して子供を放っておくようなことはせず、日が暮れるまでに家に帰れるように仕事を組むようにしたり、それが叶わなかった場合はどこかでその分の埋め合わせをするために休みを入れたりと、なるべく子供との時間を取れるようにしている。結局、一番働いているのは彼女なのだが。
また、子供たちばかりのことでなくアステールの団員にも気を遣って、週1以上は休みを入れるようにそれぞれのスケジュールを組んだり…と非常に忙しない生活を送っている。
趣味は読書。子供たちが寝静まった後、屋敷の外庭にあるテーブルで、夫と向かい合って座りながら本を呼んでいるのは毎度のこと。何故か古い伝承、小説ばかり読み、最近巷で流行りの「英雄」シリーズと呼ばれる系統の伝承・小説本は一切読まない。因みに、読書自体は個人用の部屋とは別に、図書室という隠し部屋を持っているレベルには好きらしい。
戦闘知識は豊富。しかし、自身の能力の多さに自身の力が追いついていないようで、鏡と氷能力以外は一般の能力より技の種類が少ない。また、複合能力としても使えない。あと、びっくりするくらい水中戦が苦手。というか出来ない(泳げないわけではないらしい)。
「星隠れ」と呼ばれる真相は、彼女とあと幾人ほどしか知らないと言われているが、本人に聞くと「そんなに深い意味はない」と弾かれてしまう。


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