拍手御礼連載
『学祭から始まる恋』
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「………というわけで当日はこんな感じの流れになります」
大学のとある会議室
明日に迫った大学祭本番の打ち合わせをしていた。
というわけで、私の目の前にはミスターコンに出場する五人のイケメンが勢揃いしている。
まぁみんなカッコイイけど伊作君が一番かな。そりゃもう彼はパーフェクトだからね!………ちょっと不運だけど………そんなとこがまた……おっと…いかんいかん、彼は好きになる対象ではないんだった。
完璧過ぎだし。
私とは釣り合いません!
そんな私の気持ちを知らない友達は
「今年の学祭マジックはあんたと善法寺君だったりしてー」
とからかってくる。
お互い共通の友人がいるため私と伊作君は他の候補者より仲良いかもしれないけど…
「いよいよ明日だね」
会議室から出ると伊作君がニッコリ笑って待っていた
「そうね。伊作君、頑張ってね」
「君もね。司会だろ?」
「あはは…司会とか緊張だし…まぁ私はともかく!伊作君は頑張って優勝しないと!なんといっても今年の優勝者にはディ○ニーのペアチケットだもんねー」
「そうだね。できたら嬉しいけども…あのさ…」
「何?」
「もし僕が優勝したら、君にお願いがあるんだ」
いつになく真剣な彼になんだかドキドキした。
「…内容は今は言えないんだけど…もしも優勝できたら…」
「気になるなぁー…じゃ尚更頑張ってもらわないと!」
なんだろ?この雰囲気…
乙ゲーで味わったような雰囲気……
まさか…フラグ立ち?
……あはは…まさかね。ありえない。
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次回最終
題提供:確かに恋だった◇オタクなヒロイン5題より
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