短編 | ナノ


結婚しよう


『ねぇリチャード、試合に勝ったらなにしてほしい?』


ホーネッツのメンバーの皆がいるなか、わざと聞いてみると痛すぎるほどの視線が一気に集まる。


「そうだな…、」


まるで欲しいものを思い浮かべるような表情で考えるリチャードに、いろんな意味でドキドキして口のなかが渇いていく。
皆もドキドキしているのか、リチャードのことをじっと見つめる。


「結婚してほしい。」



『………は?ナニ?』


聞き間違えたのだろう。誰も結婚してほしいなんて言ってないはずだ。

そう思うのも叶わず、


「結婚だと言ってるだろう」


なんて真顔で言われてしまった。
いやいやいや待て待て待て!!おかしいだろっ!!結婚ってなんだっけ!?夫婦になることだっけ!?


「…冗談だ、何もしなくていい。」


慌てて状況を整理する私に、ちょっと冷めた声で言うリチャード。
そのとき私は彼を怒らせたと一瞬で解った。

空気が凍りつく。
皆、なんでそんなに黙ってるの。
なんだ冗談かよって誰も言わないんだね。

………そうだよね。何してほしいって聞いといて、慌てる私が悪いよね。
真顔で答えてる時点で冗談なんかじゃないって誰にだってわかる。



『いいよ』


冷めた空気に耐えられなくなったのか、その言葉はすぐに出てきた。
メンバーの皆は勿論、リチャードも驚いたような顔をした。


『結婚、しよ?』


ニコッと笑って言ったら、リチャードもちょっと顔を赤くして、にっこり笑って思い切り抱きしめてくれた。
これが単純に嬉しかったっていうのは内緒。


「冗談なんて言うなよ?」
『ははっ、言わないから大丈夫だよ。』


周りからの刺すような痛い視線なんか気にならないくらい私はリチャードに惚れているらしい。


『でも試合に勝ったらですよ、リチャードさん』
「…わかった。」


いつの試合かなんて指定はしない。
こんな素敵な男性に結婚しようなんて言われただけで嬉しかったから。

だから、
いつか必ず結婚しようね、





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意味不明ですみません(^q^)

ワッツみたいな素敵な男性と結婚できたらいいなぁという完璧私得な願望からうまれました←



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