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２
と、誘われたわけですが
これってあれだよね。映画であった気がするんだけど
確かタイトルは「天空の難破船」
そこまでは思い出せるけど、その後がまったくと言っていいほど覚えていない
あれ、この映画大好きで何度も見直したと思うんだけど…思い出せない
どんな事件が起きたとか、誰が殺されたのか
もしかしたら事件が起きてないかもだし、殺されてないかもしれない
「あれ、なんか不審者がこっち向かって手振ってるんだけど」
『……いや、私だから。こしひかりですから』
「なんでこんな天気のいい日にマスクしてるの？サングラスはわかるけど」
『いや、今日どんな格好すればいいかわからなくて』
「せっかくの休日なのに不審者となんか歩きたくないな」
『だよね。私もさっきから変な目で見られてるから、マスク外す』
「それにしても今日の服装もカッコいいね！マスク外したらただのイケメンたよ。というか男装だよねそれ」
『今日は暑かったから帽子かぶっただけで、それ以外はいつも通りですけど』
「うん知ってる〜でも、今日はもっと男っぽいなって」
『髪の毛長かったから帽子に入れたんだ』
「おーい瑠璃〜！」
「あ、園子ちゃん！久しぶり」
「久しぶり。って、その横の子誰？」
『どうも初めまして』
「え、初めまして！私鈴木園子って言います」
「いや、園子ちゃん。ひかりだよ」
「えぇ！これがひかり！？」
『どうも久しぶりです園子さん』
グラサンを外して挨拶するとガックリされた
「なーんだ。いい男がいたと思ったのに」
「もう園子ちゃんってば」
「まぁいいわ。もう皆待ってるから行くわよ」
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