name



1


俺の名は仁王雅治




今日は俺一人で幸村の見舞いに来たんじゃが、丁度幸村はリハビリ中らしい


帰ろうと思ったが、少し面白いことを見つけてしまった






最近幸村が気になっている相手、こしひかり



俺が思うに奴も幸村の事を好いとると思う





(俺もあの幸村が気になっている奴がどんなものか気になるぜよ)



なんせあの幸村じゃ



【ただいま、今リハビリ終わったよ】





俺と幸村はメールを余りしない
ただ、部活の事位でプライベートで話す事はほとんどメールではしなかった
でも幸村がどんなメールを送るかは大体わかるぜよ




おかえり('u`)早かったね





クックク、俺が幸村でないことも知らないで





【今日もホント疲れたな】




|д・`)弱気はダメだぞ



奴は絵文字を使わないらしい


【そうだね……ここにひかりが居てくれたら早く治るのにね】




そんなお世辞したって何も出てこないよ((#゚∨`●照)d


照れてかわいいのう





【そんなことないよ!俺は君がホントに側に居てくれたら………俺は君が】



おおっと、ちょっと言い過ぎたようじゃが





ハハ 、そっかそっかありがとう…所で君は誰?








なんじゃ、気づいとったんか……面白くないぜよ
完璧に幸村に成り済ましてたつもりなんじゃが




【いつから分かってた?】




メールが来たときだよ、あと30分位リハビリの時間なのにさ………まぁ最初はもう終わったのかって思ったけど




【でも俺が幸村じゃないとそれだけで分かるか?】





……いや、文章は全く精市と同じだったけどさ………………なんて言えば良いのかな、とりあえず精市じゃないって思った|д・`)






なんじゃ、それは
愛の力ってやつかのう




【お前幸村の事が好きなんか】





さぁ、君が思ってる事でいいんじゃない?

ほぉ、面白い返事をするのぅ




【じゃあ勝手に思ってるぜよあとこのメールは幸村には内緒にしといてくれんかのぅ】





まぁ、しょうがないから内緒にしてあげよう





送信、受信メールの履歴を消して携帯を元から置いていた場所に戻した







「あれ、仁王?てっきり帰ったと思ってたんだけど」




「おー、幸村………お疲れンしゃい、どうじゃリハビリは疲れるか」




「フフッ、リハビリ程度で弱音を吐いてたら長生きできないよ」




「…………(弱音か)………確かに幸村は弱音を吐かんな」





「…?」




「いいやー、気にしなさんな」




彼女が俺を見破った意味が良く分かった気がする


ククク、そうかそうか


幸村も大事にされてるんじゃな



「のぅ幸村、お前は大事にされとるのぅ」



「フフッそんなことないよ、でも毎日仲間が俺の為に来てくれてるから、大事にされてるのかもね」




「ククク、そうじゃな」



[*前] | [次#]







文章が抜けてたり、あれ、この話とんでない?
ってページがありましたら連絡してくれると助かります


TOP
「#お仕置き」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -