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部活に行くとき不意に板倉征一と目があった
私的にはそのままスルーしてしまいたかったが、彼が煩く名前を呼んでくるのでしょうがなく振り向いた
「ひかりー!無視すんじゃねーよぅ」
『ごめん、気付かなかった』
「そんな事言ってー実は俺と目が合って恥ずかしいんだろ」
『はっ、誰がお前なんかと目が合って喜ぶかってよ』
「女のクセに男のような口調で恥ずかしくねーのかよ」
すいませんね
生憎女の子らしさというものがどうゆうものなのか分かんないんで
『用がないならもう行く』
「ちょっっ待てってひかり」
『………何』
「最近のお前、なんかエロくなったよな、特に目が」
『………』
お願いします神様
どうか私の知っている精市君はこんな板倉征一のように最低じゃない人でありますように
「小学校の時よりすっげー可愛いし、まぁ性格は男女だけどな」
「流石俺に惚れただけはあるぜ」
『………は?』
「今の彼女と別れてお前と付き合ってやっても良いんだぜ?」
こいつは何が言いたいんだろうか
「お前も俺が好きなわけだから良いだろ」
『いや、誰もあんたのこと好きじゃないから』
「そんな恥ずかしがって、俺知ってるんだぜ。テニス部に戻ってきたのも俺狙いだって事、あと妄想で俺とメールしてるって事も」
妄想で?
ちょっと何か間違いを覚えてるぞ
『言っておくけどな、私はお前の事を一ミリたりとも想ったことなんてないんだよバカタレが、!!
しかも私がメールしてるのはあんたと違ってテニスにも何にでも一生懸命で、素敵で、そんな姿が…………』
あれ、今私何て言おうとした?
精市とは会ったことも、これから会う予定すらない、勿論顔も知らない仲
『…………それで…………………精市は……一生懸命で………』
なんだこのスッキリしないモヤモヤは
『だぁぁぁ!だからお前なんか相手にしてる暇はないんだよ!わっ私もテニスに一生懸命になるって決めたんだからな』
そう言って、何か言ってくる板倉征一の言葉なんて耳に入るわけがなく、私はコートまで走った
(このモヤモヤはなんなのだろう)
(嗚呼、わかった。私は精市を尊敬しているんだ。そうに違いない)
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文章が抜けてたり、あれ、この話とんでない?
ってページがありましたら連絡してくれると助かります
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