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珍しく夏休みの宿題をしていた私の元に一通のメールがきた
ー今から行っていい?
との短いメール
いいよ
と、送れば
ピンポーンと、チャイムがなる
はやいなっ…
ドアを開けるとニヤニヤと頬を染めた優衣がいた
『おーす、で、どうしたの?』
「私!恋した!!」
『は?』
数分後
「ババーン!」
部屋にはいるなり顏にめり込んだインクの臭いのする紙…雑誌?かな
つーか、鼻打ちましたけど
『月間…プロテニス』
どこかで聞いたことある名前なんだけどな…思い出せねぇ
「このページをみよ!」
再度バシンとぶつけられた雑誌にちょっとだけ殺意がわいたけど、そんなものはあっというまに消えていった
『スッゴいイケメソな人』
「でしょ!でしょ!でしょ!」
そういえばさっき「好きな人できたんだ!」って連呼してたなぁ…
『もしかして優衣の好きな人って…』
「そう!跡部景吾様」
様ってなんだよ、様って(笑)
『ふーん、悪くない顏してるよねー。でも性格とかどうなんだよ、性格とか』
「それがそれが、なんと彼、跡部財閥の跡取りらしいのよ」
おーい、性格はどうしたんっすか!?
「ぜぇぇぇったい彼は性格もいいし上品だし、あぁ、考えただけで、いやん」
あっあれ!優衣!?おーい優衣?いつもの優衣ちゃんはどこへやら…
「そこで、 ひかり に頼みがあるの!!」
『へっ?頼み!?それって』
まっ、まぁ親友の頼みだし…一応聞いときますか…嫌な予感しかしないけど
「幸村君か佐伯君に彼の情報を聞き出して欲しいの」
腹黒く笑う優衣
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文章が抜けてたり、あれ、この話とんでない?
ってページがありましたら連絡してくれると助かります
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