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カーテンから射し込む光を見つけて早0.6秒



最後に精市からメールがきて、既に11時間が経過した


ちなみに睡眠は一切とってない




携帯の前に正座をしてずっと返信がくるのを待っていた



うとうと眠くなる目を一生懸命に擦って携帯を睨み続ける




電話をしてみようとも試みたけど、手が震えてどうしようもなかった




『もう7時だし、精市起きてるよね』




震える手を握りしめてリダイヤルを押す
でもなかなか発信ボタンが押せずにさらに手は震えだし、息は荒くなる





自分でも分かってる、怖いのだ……精市が出てくれるかどうか、





腕まで震えだした時、その振動で発信ボタンを押してしまった




怖い、でもやっと押せた喜びで少しだけホッとする











《現在お掛けになった電話番号は………》





『せい、い、、………ちっ』








これは何かの始まりなのか、それとも終わったのか




冷えきった布団に大粒の涙が吸い込まれていくのだった



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ってページがありましたら連絡してくれると助かります


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