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「幸村先輩!私も先輩が好きです!!」



校舎裏の大きい木があるこの場所には何度か女子に呼び出された事があった



「先輩、付き合ってください」



そして何度もその言葉を言われた、その度に俺は




「ごめん、今はテニスに集中したいんだ。だから君とは付き合えない」



「(俺なんかに告白するのだろうか)……」


髪はクルクルと巻かれていて、顔は化粧をしなくても可愛いと思われる顔つき



でも実を言うと俺は余り化粧が好きじゃないんだよね
大人になったらマナーって言われてるけど



ひかりは……化粧がケバくなかったらいいな







「なっなんでですか!先輩は私の事好きじゃないんですか?!」



「ごめん……俺には恋愛なんてできないし、それに俺には」





俺には?俺には……俺は今何を思った?
なぜひかりの事を考えてしまったのだろうか


俺達は会ったことも、今から会う予定すらない仲
顏すら知らない

じゃあこの気持ちはなんなんだ





「ごめんね。だから君とは付き合えない」











(そうか、これはひかりの事を友達として好きなんだ、そうに違いない)



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