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【
えっ、部員52人もいるのウヒャ━━━━━━ヽ(゚Д゚)ノ━━━━━━ !!!!!】
【
3年生が引退したから大分減ったけど】
【
うちなんて、10人だよ。しかも2年生2人しかいないしww】
【
随分と少ないね】
【
今は昔、俺さぁ。っても部員皆なんだけど、部活やめさせられました】
【
やめさせられた?】
【
話せば長くなるんだけどな】
あれは3年生が部活を引退した後の夏休みのこと
うちのテニス部はそこまで活気ある部活じゃなくて、はたから見たらだらしない部活だったんだよ。
それに加え部内で虐めが起こってたんだー
それを知った先生は俺たちにいきなり部活をやめろと入部届を投げつけてきたんだ。
実際俺は虐めをしたわけじゃなく、逆に・・いや、なんでもない
やめさせられた次の日からテニス部の顧問に何度も何度も頭を下げて、もういちど入部させてくれるように頼んだ。
でもことごとく断られてね
それからの俺はもうテニスを捨ててしまったんだ。
もうすぐ夏が終わる
そんなある日の昼休み、同じテニス部だった優衣が話しかけてきたんだ
同じ部内だった仲間だったけど、そこまで仲がいいってわけでもなく、最初は
なんとなく緊張した
『話って?』
「もう一度私とテニスしようよ」
いきなりの事で戸惑った俺だが
『その話のった』
一度テニスを諦めた俺だが、いや、実は諦めてなかったのかもしれない
その日からまた顧問に頭を下げる日々が続いた
数日後、あんなに断り続けていた先生だったが
どうやら虐めをしていた犯人が俺たちじゃないことを知っていたらしく
案外簡単に入れた
【
でもキャプテンは一年生がするって理由でね】
【
ごめん。そんなことがあったなんて知らなくて】
【
別に気にしなくていいのに、話したら気分楽になったし】
【
俺、なんでも一生懸命に頑張る子好きだよ】
【
なっいきなりどうした!】
【
だからこれからもテニス頑張ってよ。俺も頑張るから】
【
・:*:・(*´∀`*)ウットリ・:*:・うん頑張るよ!!ゆっきーも応援するよ】
(少しだけ、心臓が熱いのはなぜ?)
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文章が抜けてたり、あれ、この話とんでない?
ってページがありましたら連絡してくれると助かります
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