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『こ、こうかな』

「ええ感じや。なぁ気持ちよくなってきたやろ?」

『やだ、変なところ…』

「何やってんのひかり」

『うぉ!?せ、精市!!』

「幸村か……良い所やったんに」

見られてしまった…一眼レフで撮られてちょっといい気になってた所を見られてしまった
だってこの丸眼鏡の人、写真撮るのめっちゃ上手いんだもん

「忍足、俺にも撮った写真見せてくれないかな?」

「なんや幸村!自分も足フェチやったんやな」

「ぽーい」

『!?』

「俺の一眼ちゃあああああーーーんん」

「さて、なぜひかりはタオルを巻いているか理由を聞こうか」

『ま、まって!その前に丸眼鏡さんの一眼レフが池ポチャしてますよ!!いや、海ポチャ!!』

「ゴキブリ並みの生命力だから大丈夫」

『なんだ防水か』

ん?カメラに防水機能ってあるけど一眼レフにはあるのかな?
まぁいっか


「で、タオルは取らない気なの?」

『……タオル取るなら着替えてきます』

「せっかくの海なのに海に入らないで、砂浜で埋められたいのかな」

『怖いです!めっちゃ怖いです!!でもあれですよ、だって私足太いし、腹出てるし、セルライトしかないッスヨ!!』

「もしかして俺が選んだ水着が気にいらなかった?」

『え!この水着、精市が選んだの!!』

「俺じゃ不服だったかな?」

『そんな……嬉しいけど』

「けど?」

『し、知らない人…とかに見られるのってちょっと…恥ずかしい、かな』

「……きゅーん」

『ちょ!重い重い重い!!くーるーしーい』

「見せない!誰にもひかりの裸は見せない!!」

『ちょいちょい!私裸じゃないし!!水着はちゃんと着てるから変な誤解生まないで』

「しょうがない…俺のTシャツ濡らしていいから着ていなよ」

『あーその手があったか…ならお言葉に甘えて借りますね』

残念な水着姿を晒さずにすんだ



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