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『ん…眩しい…』

今日は確か土曜
部活がない私は昨日の夜遅くまで金曜ロードショーを最後まで見てて、終わったらすぐにベットインしたと思う

多分寝たのが12時前後

お母さん、土曜ぐらい寝かせて

ってまだ4時じゃん
電気つけないでよ眩しいー

「こ…も、……様の…ため」

あれ優衣が部屋にいる
どうやら夢を見ているようだ

『おや…す』

「うんおやすみー」



――――――――――――――――――――


「この島が俺様専用ビーチだ!」

その声で目覚めた時間は、あれから5時間後だった


『おえぇぇぇ』

浮遊間に襲われたかと思ったら、私たちが乗っている鉄の塊は大きく急降下した

まるで飛行機の中のようだ

私はよだれを脱ぐって辺りを見渡す


『あれ、ここはどこ』

ベットのように、いやそれ以上の柔らかさを保つ椅子に座っていて、確実に家の中では無いことは分かる


「やぁ起きた」

『………』

とりあえず目をこすったら精市がとなりに座っていた

「どうだ俺様専用ビーチは!!」

跡部(あれ、私この人のこと何てよんでたっけ)…いいや、跡部君はもう一度自慢をしてきた
私聞こえてたから繰り返さなくていいのに


それにしても

『…土曜日を返してください』

いや、まて
土曜日を返す前に私の平凡を返してください
話がつかめてないです

「さっすが景吾様!」

「これぐらい造作じゃねぇよ」

いつの間に優衣と跡部君は仲良しになったのだろうか

「ひかり〜早く降りてきなよ」

ヘリコプターからさっそうと降りた優衣を窓から見つめているんだが…どこに降りろというのだろうか
予想では、降りた後ヘリコプターは大きく羽ばたいて私の元から去っていくのだろう。降りたくない


そして無理やり降ろされた後、予想通りに帰って行った
ヘリの運転していたおっちゃんは「帰ったら飲むぞー」と意気込んでた

『跡部君。あのヘリコプターは、学校に来た時同様跡部財閥のですか』

「あーん?それ以外どこのヘリ使うって言うんだ」

『精市はいい友達を持ったね…』

それにしても一機と思われていたヘリコプターは、なんとあと二機も来ていたのだ
目に砂が入った

その中から見覚えのある顔がちらほらと見えた。数人はもうすでに水着姿だった
もうあえて深くは突っ込まないでおこう

「俺以外の男の体を見て何を考えてるの?」

『唖然としているだけです。というか変な言い方やめてください』

「おーい!跡部!!荷物どこに置けばいーんだ!?ってブン太!!お前は少しぐらい自分の荷物を持て!!」

「ここから2分のところに別荘がある」

『その別荘も跡部財閥のものですか……こんな中学生嫌だ』

「……」

『何精市、私の顔に目やにでも付いてる?』

「怒ってるかなって」

『いや、別に怒ってないです…』

「そっかーよかった。あとホントに目やにが付いてる」

『!?』

なんとも恥ずかしい!!
しかもこすっても取れてないって言われて最終的に取ってもらうって始末…orz









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ってページがありましたら連絡してくれると助かります


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