name



6


話をまとめると精市は私に会いに来てくれて、跡部さんはおまけらしい。



『ちなみにヘリは?』


「自家用ヘリだ」


「さすが跡部様!」


この金持ちが!!

『で、いつまでいるの?』


「いつ入籍するかって?気が早いなぁひかりは」


『気が早いのはあなたです。精市さん』


「そうだなぁ、せっかく君に会いに来たんだからもっと話したいけど、これからも授業らしいからこれでおいとまするよ」


あれ、意外とあっさり帰るんだ。


「跡部様!東京まで会いに行きます!!待っててください!!」

「おバサッツバサッツバサバサ←ヘリのおと(俺様の好みの女になったら来るんだな)」


「きゃあああああああ!!跡部様が俺様の好みの女をみすみす一人にするわけねぇだろ★って言ってくれたわ」


『ごめん私には聞こえなかったわ』


「私だけが跡部様の愛を受信したのね」


『それはきっと有害な電波だろうね』

「彼は?」


『彼はね・・・』


後ろ姿を横目で見ながらため息が出た

じゃあね


の一言だけ


たった一言だけってのが寂しいなんて言えない


『私も都合のいい電波受信しないかな』


突風が吹いた




[*前] | [次#]







文章が抜けてたり、あれ、この話とんでない?
ってページがありましたら連絡してくれると助かります


TOP
BLコンテスト・グランプリ作品
「見えない臓器の名前は」
- ナノ -