『すげええええええええ!!何これ日本料理からフレンチまでいろんなものがより取り見取り』
「ちょっとマネージャー。これぐらいで騒ぐんじゃねーよ」
『いや、あなたこそ内心騒ぎすぎてお皿に盛れるだけ盛ろうとしないでください。てかマネージャーじゃないし』
「あれ、お前マネじゃねーの」
『てかあなた誰ですか?』
まずどこの学校の方ですか?私服だからわかんないんですけど
立海ぐらいならまだ顔までは覚えてる
「お前…今日同じバスで乗ってきたじゃねーか」
『え、立海の方なんですか』
「何を隠そう俺は立海二年エース切原赤也様だ」
『へーそうなんですか』
「何だその薄い反応は」
『いや、先輩なんですね』
ってあれ、何かがおかしい!
誰か立海の人で忘れてるような…あ
『しい太がいない!!』
何ということだ!!今の今まで気付かなかった
「あ?1年なら学校にきまってんだろーが」
『心のオアシス…とまではいかないが心の置き所がいないとは』
どうりで違和感があるわけだ
『しい太、お前の事は忘れないよ』
「しんでねーから」
『そうだ!この料理の数々をツイッターに載せてやろう。羨ましいだろうな』
「羨ましい…太。お前中々面白そうな奴だなw」
『よく言われます。が、別に今のは笑わそうとしたわけじゃないですよ』
よし送信っと、
『ふっふふーん。私はオサレにイタリアンといこうかな』
美味しそうなパスタと色とりどりのサラダをgetした私は切原先輩と一緒に食べることになった
『あ、今まともに名前覚えてるのマネージャーさんと切原先輩だけだ』
「なんか先輩って言われると妙に恥ずかしいな」
『あ、私の方が年上っぽいですか』
「いや、誰もそんなこと言った覚えないぜ」
『皆さんが言ってま「自分ひかり2525さん?」ひぃ!!』
ぽんっと肩を叩かれたと思えばツイッターネームを聞かれた
なななななんで私のツイッターネームを知ってるんだ!
『だだだれですか!!あなた!私のツイッターネームを聞く前に自分の名乗りなさいな!!』
それよりパスタの破片が切原先輩のコップの中に入ったことは秘密にして、あとでさりげなく捨ててこよう
「ちょっと待ちいって、俺や俺、ホワイトストーンや」
『ホワイト…ストーン?』
ん?最近聞いたような
『あぁぁ思い出した!でもホワイトストーンさんの一人称は僕のはず!!』
「それは文章やからや!しゃべるときは俺が一人称なんや」
『確かに大阪っぽい喋りに、じゃあそのアカウントで何かつぶやいてください』
「おけーおけーならハイチーズ」
『ピース』
って何一緒に写真映ってんだよ自分!!
「これアップするで?」
『あーまぁいいですよ』
数秒後
『あ、ほんとだホワイトストーンさんのアカウントで私とあなたの写真が、って私半目になってる!!』
「な、言った通りやろ?」
『認めます!認めますから今の消してください』
「だーめ」
『何がだーめや』
「白石、今のRTしたばい」
『なんだとおおおおお!!』
「おーい。俺を差し置いて話進めるなっての!」
『あ、すみません切原先輩』
「俺の疑惑も晴れたし、ここで自己紹介ってのはどうや」
「ワイねーちゃんの隣もらったでー!!」
「あかんで金ちゃん。そこは俺の席や!」
「白石ばっかりずるいでー!ワイもねーちゃんと話したいわー!!」
『え、ここで食べるんですか』
「大勢で食べる方が料理はうまいって子供でもしってるで!」
『あーそりゃそうですけど』
「どーでもいいっスけど、先輩らうるさいっすわ」
「そーよ蔵ノ介はん。ひかりちゃんが怖がってわよ」
「小春!浮気かっ」
「俺が浪速のスピードスターっちゅー話や」
「先輩達めっちゃキモいっすわ」
と、何事もないようにピアス少年が隣に座ってきた
「じー」
めっちゃ見られてる。それでも私は食べる手を止めないのさ!!ドヤ
「あ!いつの間にか財前がすわっとるやないか!」
『……あの、どうでもいいですけど、私がデザート取りに帰るまでちゃんと座っててください』
「「「はーい」」」
「ほら白石のせいで怒られた!」
「謙也がわんわんわんわん犬みたいに騒いでるからやろーが!まぁ人懐っこいところがすきやけどな」
「なっ、白石やってにゃーにゃにゃーにゃって煩いからやろ!コロッケ屋さんのアイドル猫みーちゃんみたいに人気者がよーやるわ」
「謙也…」
「白石…」
振り向くと彼らは熱い握手を交わしてた
あの人たちっていったいなんなんだろ
ちょーおもしれえw
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少女はテニスコートへ走った