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『赤也先輩が亡くなった今、私達はもう何もできないのか!!』

「フン、下剋上だ」

『猫駆除?』

「下剋上だ」

なんだ下剋上って、ちょっと中学生なりたての私にもっと分かるように言ってください

「簡単に言うと俺が跡部部長にテニスで勝って、部長の座を剥奪するって感じかな」

『普通に心の声を読む鳳先輩こそ向こう側の人間じゃないですかね』

いや、人間じゃないわ悪魔だわ


そういってる間にキノコ先輩が屍に!!


『もう、私たちが死ぬのも時間の問題…最後に』


やべぇ、月見バーガー山ほど食べたいって事しか頭よぎんない

私の最後安いものだな

「次、鳳長太郎行きます」

「君は氷帝の鳳君だね。よければこれ飲む?」

「あ、すみません」

『き、汚ない!!鳳先輩を仲間に入れようとするなんて』

「………………………」

ドサッ


『!?』

鳳先輩がにこやかな顔して地面に倒れていった


「あぁごめん。どうやら中身は乾が作ったドリンクだったようだね」

「うん。僕は美味しいと思うよ」


恐ろしい悪魔達が次々に人間を殺戮していってる姿がもう見てはいられなかった


『こ、こうなったら、えーい!!』

悪魔の後ろにある祠に持っていたボールを投げ入れた

が、それが運悪くゆきさんにポーンと当たってしまったのだ


『あ』

「ナイスボールや」

『いえ、違うんです。今のは誤解で』

「へぇ誤解で済まされると思うんだ」

『いや、あの』

「最高の肝試しにしてあげるよ」

『いやあああああああ!!』




ゆきさんがいった通り私にとって人生で忘れられない最高潮の肝試しが行われた




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