『青いうみー!広いビーチ!南国にありそうな木ー!美味しそうなトロピカルフルーツ!これから一週間よろしくおねがいいたしまーす』
「おい、あの小学校の卒業式に在校生が卒業生に送る言葉みたいなことを連呼している奴はなんだ」
「あぁ気にしないでくれ跡部」
なんだここは!これが天国か
やばいぞ!テンソン上がりすぎて鼻血出るぞ
地獄からの逆転サヨナラホームラン!!
『きゃふー』
「さぁ皆あの子の事はほっといて、集合するぞ」
「うぃーす」
「というかあの子なんなの精市?」
「あれ、苺には言ってなかったかな?あの子はこの合宿でパシ……お手伝いに来てもらったんだ」
『!?』
あれ、今聞こえてはいけない何かが聞こえたが、そろーっと後ろを振り向くとニコやかに微笑むゆきさんが居た
『お手伝いって聞いてませんよ!私バカンスに来たんですから』
「はぁ?あなた手伝いに来たから学校まで休んだんでしょ?まさか遊びの目的で来たんじゃないでしょうね」
『すいやせんっした』
正論を言われたw
私のライフは0になった
『ん?てか誰ですか?』
「私?私はマネージャーの桜苺」
『桜苺…先輩?ですよねー』
なんだかおいしそうな名前ですね
「えぇ3年よ。あなたバスで私が居たの気付かなかったの?」
『いやぁ、私ちょっと記憶が飛んでたようで』
「まぁ良いわ。いい?足手まといなんてならないでね」
『あ、私は影だと思ってください。それかそこらへんに落ちてる石ころだと思ってください』
「俺は最初っからそう思ってたよ」
『きこえなーい。何も聞こえないー』
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少女はテニスコートへ走った