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「おーいブン太!お前着く前にお菓子食べ過ぎだっての」

「うるへージャッカル!俺は糖分がなきゃやってらんねーんだよ」

「ちょ、丸井先輩!俺のポッキーたべたっスネ!返してください!!かーえーしーてーくーだーさーい」

「たるんどるぞお前ら!」

「ちょっと弦一郎うるさい」

「どうした悠。車酔いか」

「うぷっ。わるいちょっと酔った」

「あれどうしましたひかりさん。酔ったのなら遠くの景色を見ることをお勧めします」

『あ、すいませんムスカ先輩』

きっと私の目は今死んでいるだろう。そうに違いない

『あの、どこに向かってるんですかムスカ先輩』

「おや、悠さんから聞いていませんか。というかその呼び方はちょっとどうかと思います」

『南国に行くと聞きました』

あ…れ?
南国に向かってるんだよね?
南国世界に一週間旅行だよね?

いや、まぁ一週間学校休めるとか薄々おかしいと思ってたんだけどね??

「南国ですか。人によってとり方は異なりますが…切原君、君はこの合宿どう思いますか」

「地獄っす」

『じいいいごくううううう』

私は南国天国に行く予定だったのにぃぃぃ

『はっ』

思い出した、一か月前の事を


『これは、例の合宿か!』

最初ムスカ先輩たちが居ることにちょっと違和感を感じたが、特に気にしてなかった。
おかしいと思ったのはゆき何とか先輩と目を瞑った人が今日の試合をどうするかと話していた時からだ

ウワァァ━━━━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━━━━ン!!!!

「ど、どうだ柳、俺のいもうと、俺がすきすぎ、てだきついて、きてるぜ」

「すまないが俺の目には妹さんが君の首を泣きながら絞めてるようにしか」

「た、たすけ」

『ばーかー!海の綺麗なビーチがあるっていったじゃーん!』

「あながち間違ってはないぞ」

『へ』

首を絞める力をちょっとだけゆるめた

「個人ビーチもあるし、一流シェフの料理も食べられる。その他にも想像以上のものがある」

『お、温泉あるっすかね』

「あぁ、露天風呂もサウナも貸切状態だ」

『どうしよう。私興奮しすぎて鼻血ださないかな』

「な、お、おれの言った…通りだろ」

『……あーうん。そうだね』

「ピギャアアアア!妹がゴミを見るような目で見降してくるよやぎゅー」

「人がゴミのようだ」

「ギャアァァァやぎゅーも反抗期」

「ちょっとひかりさん。私の背後で変なことを言うのはよしてください」

――――――――――――――――――――
ひかり2525@一週間地獄かも

ピギャアアアア。天国かと思ったら地獄へ走り出し
たそうですこのバス。でも合宿って言っても
私がテニスするわけじゃないからいっか。
男どもが汗水たらして働いてる裏で私は夕方
のビーチを満喫することにしますm9



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少女はテニスコートへ走った
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