name





「えっ…急展開過ぎてワケわかんない」

『まぁそうですよね』

今日は私の家で勉強会

最初の方は真面目に勉強してたんですが集中が切れてだらけた時に「そういえばあのあと2手に別れてひかりたち見なかったけどどうしてたの」と、ふと瑠璃がにやけた

『フラれた』

「!?」

『で、快斗先輩と付き合うことになった』

「!?」

頭の上で?を浮かばせ「え?え?」って瑠璃は頭を揺らしてた

『彼、…多分この世にもう居ないと思う』

小さい声で瑠璃に聞こえないように言った

この世に居ないとは死んだと言うことではない

昨日の夢で見た向こうの世界の中学の時の私、

はっちゃけてたなぁって夢の中で思ってたら、集団で話してたその中に彼が居たんです

もしかしたら彼は…私と同じ世界からきたんじゃないかって

でも私ともう一人のこしひかりがいるということは、彼ともう一人いるという事になる


(夢の彼は…私の知ってる人と同じな感じがした)


「急展開過ぎてワケわかんない」

『まぁそうですよね』

「えーと、何でフラれたの?」

『……私の気持ちを知った上でフったんだと思う』

「気持ちって?」

『……先輩を好きだって気持ち』

「だって、ひかり、先輩にフラれたんじゃないの?」

『あぁアノときのは告白してないから』

「?…じゃあずっと好きだったの?」

『はは、そうみたい』

「…私どう言葉をかけたらいいか分からないよ」

『はは、ごめん』

「じゃあ彼のことは好きじゃ無かったの?」

今にも泣きそうにクッションを抱いて瑠璃は言った

『……普通に好きだったよ。あぁなんで私、この人の事好きにならなかったんだろ。って思えるぐらい』

「どーゆう好きなのよ」

『理想、かな?』

ヒヒヒ、って笑うとまた瑠璃は泣きそうな顔をした

「あーもう好きにしなよ。なんでも応援するから」

『ありがとう』













(そういえば昨日の夜快斗先輩んち行ったんだよ)
(!?)
(たったって言ってたけど何がたったんだろ)
(黒羽先輩やるなぁー)



[*前] | [次#]











TOP
「#甘甘」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -