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『………………ん…』




お母さん…朝御飯の時間にしては早いよ。まだ私顏洗ってないしー。そうだ、朝ごはんは久しぶりにパンがいいかな…




『……あれ、』




どこここ…廃屋?(笑)
何この瓦礫の山




『あっ、そうだ』




私買い物に来て、…地震が…コンクリートが…


駄目だ、いまいち把握できないんだが。




『…周りには誰もいないし』




で、こんなときはどうすれば良いんですか!おはしですか!あれ、それは地震が起きた時か…あれ火事だっけ。もうどっちでもいいや



『……誰かいませんかーおーい』




―シーン




『ですよねぇ』




あっ携帯があるじゃないか



『………あっもしもーし、瑠璃?』




《ひかり!ひかり!大丈夫!?》




『大丈夫だったけ《よかった!よかった!ホントよかった!》…あははは』




『でさぁ、未だに場面把握できてないんだよね、これってピンチ?』




《あのね…地震とかじゃないんだ。………あの、爆弾がね…》




『えっ』




《爆弾がね…爆発したんだって……テロって言ってた……ごめん、私も場面が把握できてなくて…ひかりが心配で心配で…うぅ》




『瑠璃…心配してくれてありがとう。瑠璃は今どこにいるの?』




《今は病院……かすり傷だけどね》




『そっか…大怪我じゃなくてよかったよ』




てゆーか今気付いたんだが一時間も気絶してたんだ。人生初の気絶じゃないかな、なんてのんきな場合じゃないか




《ねぇ!ひかりは今どこにいるの!!会いに行くからさ!》




『まだデパートの中だけど』




《へっ…………まだ中にいるの!!》




『えっ、そのつもりで話を続けてたんだけど』




《待ってて!今すぐ現場に行くから!P》




あっ切れた……




時間は4時…さーてこれからどうするかなー…てゆーかテロってなんやねんテロって。一般人巻き込まないで欲しいですよ全く




『うわー…警察とか消防車とかいっぱい下にいるわ…』




こりゃホントにヤバい事件に巻き込まれてしまったようだ



『はぁ……階段に行こうにも瓦礫の山で』




いや、行こうと思えば行けるんじゃないかな…ここはレッツトライで…あれレッツビギャンだっけな、それともビギンだっけな、…なんかさっきからこんな話ばっかりなような。




(あっもしもーしコナン君?問題でーす。今どこにいるでしょう!!)



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