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「いやー一杯服買っちゃった」
『私はまだ買ってないけど』
「だーから!私が選んだピンクの『だー!ドレスとかじゃなくていいのー!』ちぇ」
今はデシャーラデパートの九階のカフェで3時のおやつをほうばっています
『あーあ…キッド様がくるまえに服買わなきゃ』
「あっひかりの手についてあるそのバングルかわいい!見せて見せて!!」
『んーいいよ』
「うっわーひかりこんなもの持ってたんだ。あれ、しかも名前入り!!誰かに貰ったの?」
『えっ名前入りなの…』
思わずケーキを食べていた手がとまった
名前入り?そんなの聞いてない
「知らなかったのー?で、誰から貰ったの」
『………嫌いな先輩』
「へー快斗先輩からか」
『嫌いだけど折角貰ったし…さ』
「へぇ…二人とも付き合えばいいのに」
『なっなにを言うかねこの子は!』
「お似合いだと思うしさ」
『どこがお似合いだよー』
「まぁぼちぼちいってくれればいいんだけどね。はい、バングル返すね」
『あっ、…うん―ドッカーン…えっ』
バングルに触れたとたん何かが爆発する音が聞こえた
「なっなに!?」
『じ、地震?』
建物がいっきに揺れてテーブルや椅子や人も崩れていった
「や、だ…なに、どうしたの」
「お客様!!非常階段へお急ぎ下さい!」
「ひかり!逃げよ!!速く」
『う、うん』
ーカラン
『あ!!バングルが!!』
「なにやってるの!ひかり」
『ダメ!!』
ーガラッガラッン
上からコンクリートが落ちてくる…
「や!ひかり!ひかり返事して!ひかり!!」
何が起こったのかわからず私はただバングルを握りしめる事しかできなかった
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