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『と、言うわけでキッド様に会うために新しい服買うぞー!』
「おー!!」
そんな訳で街中にあるデシャーラデパートに来ています。
この前は瑠璃に服を借りたから今度は自分で決めてやるんだ!
「わーこのドレス可愛くない?」
『……君はよっぽど私にミニスカをはかせたいらしいね』
「だってーかわいいじゃん。そうだ!ちょっと試着しに行ってくるね」
『おー、そこら辺におっとくよ』
いやいや、ホント若いですね瑠璃は。
私なんて眠たくて眠たくてどーしようもないよ。
昨日キッドに会えるってはしゃぎ過ぎて夜更かししちゃったし………
「おーいひかり!来てきて!!これスッゴクかわいいよね!!」
『えっ…あっ今い…「ドカッ」』
試着室に向かおうとしたら、服の影で分からなかったのかだれかとぶつかった
『だ、大丈夫ですか!?』
「お、お前!どこに、目つけてやがる」
『……すいません』
中年のちょっと背の低い男性だった。そんなに怒鳴らなくても良いのに……それより気になったのが男の異常な汗と不審な動き。
何をそんなに焦っているのだろうか
「おい…何してる、行くぞ」
「ちっ…わかってる」
知り合いなのだろうか…向こうにも異常な汗をかいた男が怖い顔でたっていた。
「おーい!ひかり?」
『あぁごめん。今行く』
でもまぁ特に気にすることはないだろう
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