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「おーい!快斗これ見たか?」




「あ、雑誌?」




「そうそう!rendezvousって雑誌」




「俺は雑誌より新聞派だ」



「いやーまさか白馬とこしちゃんが付き合ってるとは」




「はぁ!?」




「ほら」




見せられた雑誌には確かに【白馬探探偵と言えどやはり高校生、恋愛の一つや二つするもので…】とカラー写真でこしと白馬が一緒に写っているページがあった




「こしちゃん白馬にとられちゃったなぁ快斗」




「…おや、僕と彼女はそのような関係ではないのですが…」




「おぉ白馬、こしちゃんと付き合ってるんじゃねーのか?」




「まさか、彼女は僕なんか見向きもしないよ」




「へーそうか、良かったな快斗」




「…別に」




付き合ってねぇってのは分かったが…気に入らねぇ



「たくっ、てめぇーなんてパリに帰ってしまえよ」




「ハハッ、そうだね。その時はキッドを捕まえてからだろう」




「………けっ」




「所で快斗ーおめぇこしちゃんと今どうなんだよ」




「どうって…特に何もねぇよ」




「へー、なら俺こくっ「ダメだ!」」




「ちょっ冗談だって冗談。そんな怒んなって」




「わりぃ……」




「やはりあなたはこしさんの事が好きなんでしょうね」




「………」




「おっなんだなんだ男の修羅場かぁ!?」




「えっ白馬君と快斗どうかしたの?」




「中森か、ひかりちゃんをかけた戦いだよ」




「ひかり…ちゃんを(やっぱり快斗は…)」




「おや、返事がないと言うことは図星と言うことかな」




「わりいが答える事はできない」




「…それはどうして」




「俺の気持ちは一番に…あいつに伝えたいからな」




「……そうですか」




「快斗……」




「青子…お前にも大事な人ができたんだろ。仲良くやっていけよ」




「かいとぅ……違うの…」



「…?」




「かい…ば……くろ、とってね………」




「………」




「………あのね…実はね」



「………ほーら、何泣いてるんだ」




―ポンッ




「えっ、」




「ほら、あめちゃんやるから泣き止めって」




「わぁ!ありが…って!!何よ子供扱いなんかしちゃって」




「おっやっと笑ったな。」



「笑った?」




「泣くなんていつものオメーらしくねぇんだよ」




「えっ、あっそう…」




「で、その海馬って奴がどーかしたのかよ」




「え!いや、なんでもないの!気にしないで、じゃあね」

―ぱたぱたぱたぱた


「…変な奴」









―――――――――

「ハァハァ……あーなんでもないとか言っちゃったかなぁ…」




なんかもう青子の入れる隙間が無いみたいで、焦ってたのかな




「ねぇ快斗…海馬黒斗ってね…快斗の事なんだ」




く ろ ば か い と

か い ば く ろ と


「青子…ひかりちゃんに負けちゃったなぁ…ハハ」




「あー、ホント…悔しいな」




(黒羽先輩からのプレゼント)
(快斗はひかりちゃんを選んだんだね)
(俺が信じた道を行く)



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