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「おや、奇遇ですね」
『あっどうも…』
「もしやお一人でわ」
『………まぁ見た感じ一人寂しく帰る所ですが』
「よければボクと一緒に帰りませんか」
『……ジョークですか?』
なぜ後ろでキャッキャ騒いでるお嬢様方を誘わずに私を誘ったのであろうか
『私本屋に行く予定なんですが』
「それはいいですね、ボクもお供しましょう」
『……まぁ別に良いですけど』
「なら早速いこうか」
『…………』
ホント、なんでまた変な人に目つけられるかな
「所で君は怪盗キッドが好きだと言っていたね」
『えぇ大好きですよ』
「僕には理解できないよ」
『そりゃあなたが男だからじゃないですか』
「そうかもしれないね……」
『そういえばキッドと対決したんですよね』
「えぇ、残念ながら逃がしてしまったけど」
『羨ましいですねー私まだキッドに一回しか会ったことないんですよね』
「彼は神出鬼没だ…すぐに会えるさ」
『そうですよね、キッドに会えるって願ってれば会えま「あなた、白馬探君だよね!」?』
「えぇ、僕が白馬探ですよ」
「私はrendezvousと言う雑誌の記者ですが」
渡された名刺には高橋優とかかれていた
てゆーか記者?rendezvous?あれ、rendezvousって雑誌聞いたことあるような
「失礼ですが…彼女さんですか?」
『いいえ、違います。断じて』
「そんなに否定しなくてもいいでしょうに」
「あ、それは失礼しました。所で白馬君、今日の朝にキッドからの予告状が届いたのはもう知ってるかい?」
『えぇ!キッド!!』
「えぇもちろん知っていますよ」
『キッドからの予告状にはいつ現れると!』
「それは今週の日曜日の7時、その日港ホテルのパーティーで出展される宝石を盗むらしいですよ」
『ほへー……瑠璃に、あっでも瑠璃に頼りっぱなしもダメ出し…』
「良ければ僕が連れていって差し上げようか」
『えっ、本当ですか!やった!!』
(服買いに行かなきゃ)
(ではインタビューの続きをやりますね)
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