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『えっ、パーティー?』




「そうなの!有名人とかくるから一緒にどうかな?って」




『んー、別に行ってもいいけど………』




「ホント!よかったぁ思いきって誘ってみて」




『でもさぁ瑠璃……私ドレスも何も持ってないんだけど』




「えぇ!?…って言うと思った!!ドレスは大丈夫!私の家にあるやつ貸してあげるから!」




『(凄い用意がいいな笑)そっか……なら甘えちゃおうかな』




「……」




『ん?どうかした?』




「ねぇひかり…」




『……何?』




「何があったか分からないけど、いつでも頼っていいから」




『………ありがとう。瑠璃は優しいよ』




「だって私達はもう親友なんだから!ね」




『そうだね。でも今は大丈夫!!もっと辛くなったら瑠璃に泣きつくから。その時は覚悟してなよ』




「うん!槍を装備して待っとくよ」




『…槍って(笑)』













―――――――――――
『でか』




「え?何が?」




黒い車に連れられ着いた場所は…なんかでかい屋敷だった




『わふう』




なんと言う豪邸。
庭が広すぎる…しかも家を囲むようにある池…あっ、コイとかいるパターンだ




『コイが見たい』




「コイ?コイならそこらへんにいるよ」




『…うむ』




なんと素晴らしい錦鯉だ。どこが素晴らしいかわからんが、実に素晴らしい。



『ちなみにお値段は』




後ろにいた執事みたいなおじさんに聞いてみる。あれ、執事?




「一匹100万はいくかと」



『…………そりゃ釣りもしたくなるわ』




「おーいひかり!さっそくドレスアップよ」




『あっ、忘れてた』






―――――
「どれにするー?エレガント系かな…姫系にする?双子ファッションとか」




『……』




そんなことより凄い部屋だなこりゃまた凄い…
あちこちドレスやらバッグやら…だめだ…。凄いって言葉しか見つからねぇ




「んー双子ファッションにして…姫系かな…ねぇひかりはホワイトとピンクとブラックどれがいい?」




『えっ、…じゃあぶ…………って!それめっちゃミニスカじゃん!!しかもフリフリ。リボン付き!』




「えー可愛いじゃん!絶対似合うってー!」




『いいぃぃ!いやだって私太いし可愛くないしそんなドレスに悪いし』




「どっこがーひかりはスタイルいいのにー!」



『いやいや、豚足だって!まじまじ』




「…ひかり……やっぱり嫌だよね…………ごめんね…」




『る、瑠璃…(きゅーん)私着るよ!恥を捨ててやる』



「よーし、なら服来てみようか」




『あ、れ…瑠璃さん?切り替え早くない?』




「恥は捨てるんでしょ?ニコ」




『……あれ、なんか黒くない?オーラ黒くない?』





(じい!押さえてて)
(瑠璃さぁぁぁぁぁん!?)



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