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「なぁ、もう暗くなるし早く帰ろうぜ」

「うん…」

結局青子の気持ち伝えられなかった、な

しょんぼりした気分のまま、半溶けかけのアイス片手に快斗の後ろを歩くだけ

パレードに夢中な人達の中をちょうど抜けると遊園地の出口が見えた

「もう…今日が終わっちゃうんだね」

「そりゃ、あと5時間たったら明日だよな」

どうせ明日も暇してるけど、と付け足して立ち止まった

「そういえば観覧車が一番上に行ったら何か言いたいんじゃなかったのか?」

「え、あ、え、今!?」

「今言わないでいつ言うんだ?」

「今でしょ!!あ…」

ふと、とあるCMを思い出してしまった。何時やるか、今でしょ!

「いや、あのね…大したことじゃないんだけど……いやそれより聞きたいことがあるんだけど!!」

「聞きたいこと?」

「さっきの黒田まあきちゃんだったよね!?快斗はひかりちゃんと付き合ってるくせにその子ともデキてるの!?どうなのよ!」

「ちょ、ちょっとま「ひかりちゃんとも付き合ってて、まあきちゃんともデキてたら青子どうすればいいのよ!青子だって快斗の事好きなのに!青子だって快斗を独り占めしたいよ!!」

「…ちょっとおちつk…え?青子が俺のことを好き?」

「はっ」

勢い余って余計なことをっ

「待て、お前俺の事好きだったのか!?」

「す、好きよ!」

はっ、またもいらんことを

気づいたら帰ろうとしている人達が何人もこちらを見ている

もしかして公開告白ってやつ!?

「快斗、とりあえず出よう。ここじゃダメだよ」

「そ、そうだな。とりあえず出よう」

どうしようお母さん、お父さん、私快斗に告白しちゃったよ





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