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先輩の考えてることが全く分からない
私を家によんだのは今のが聞きたかったから?
それごときで私を家に招くだろうか
ぐぐ…イライラするぞこの空気
『で!、で、…先輩は私と黒田まあきどっちが好きなんですか!もしかしてやっぱ青子先輩ですか!?』
沈黙を割いて部屋の隅まで聞こえるような声とともに先輩を睨んだ
きっと険しい顔になってるに決まってる
「……」
『先輩』
ねぇ先輩
私、焦らされるの苦手なんです
「おっおい」
先輩の頭の横に左手を置き、右手でずり落ちた髪を耳にかける
『あの時は先輩に私のことを知られるのが怖かったんですけど…今はもっと知ってほしいです』
「おおおおっお前!俺は男だぞ!?」
『男ならチンタラしてないで、返事くださいよ』
「あ、そっち!?」
『はい?そっち以外何かありますか?」
「いや…わーったよ。言えば良いんだな言えば」
『はい!』
「(くそっいい笑顔だなこいつ。もしも断られるかもって考えもしないのだろうか)」
『……』
「……(に、しても浴衣ってこんなにエロいもんなのかよ。こいつ部活してねぇから色も白いし、てか胸元見えてるのってこいつ知ってんだろうか…あ、やべ)勃ってきた」
『立ってきた?』
「え!?今の声に出してた?」
『?』
「あぁあのあのだな!首がつってきたって言ったんだよ」
『あぁ流石にこの体制はキツイですよね。返事返してくれたら退きます』
「……(俺は別にこのままでもいいけどよ)」
じれったいなこのやろう
返事ぐらいすぐ返してくれてもいいだろうに
( ゚д゚)ハッ!
もしかして断るのだろうか、断るタイミングがわからないから黙ってるのか
「お、おーいどうした。部屋の隅でうずくまって」
『いいんです先輩、振るならフってくれですコノヤロー!』
ベッドから瞬時に移動して私は部屋の隅で星座をした
流石に浴衣で体育座りはちょっときつい
「フらねぇよ」
『じゃあなんなんですか!』
「……だってよ。普通に好きって言えばイイのか、イイぜって言うのか困るじゃねぇの。俺告白されてOKしたことないんだぜ?」
『…まぁ普通なら…普通なら普通ならなんて返事返すんですかね』
「俺も告白なんて事したことねぇし」
『とりあえず相手に「俺も同じ気持ちだ!」とか言えばいい……え』
「俺も同じ気持ちだよひかり」
体温2.3度上がった気がした
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