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「あー!ひかりお姉ちゃんだよ!」
「こんばんはひかりちゃん」
『あぁこんばんは蘭さん少年探偵団の諸君』
「……誰だよ隣の男」
『………』
下からの熱い視線をそっと無視していたのだが、弁慶の泣き所をどついてきた痛かった
「もしかしてひかりさんの恋人さんですか!?」
「ふふ、そうだよ☆」
『キモい』
「酷いっすねー」
「じゃあもうキスまで済ませたのかよ」
「「「「『!?』」」」」
げ、げんたくん?
「だってよードラマとか映画ならすぐにキスするもんじゃん?」
『そそそれは映画とか撮影であって話を盛り上げるためにですね』
「いいかい小学生」
そういうと彼はまだ私と手を繋いだ状態でゲンタ君の前にしゃがみこみコツンとおでこにでこぴんを食らわせてた
こいつ小学生相手に暴力を…(軽いでこぴん)
「キスってのはねホントに大事なときにしかしないと特別に感じないだろ?だからむやみにしちゃダメなんだ」
「ほぇー」
「ほらゲンタ君、あんまり迷惑かけちゃ駄目だよ」
「今の参考にさせてもらいます!」
「小学生にははやいぞ〜」
『……恥ずかしい』
何言ってるんですかホント
「でもキスは一度あるけどねー」
『!!』
それは!爆弾!投下!です!
思わず持っていた綿菓子の袋を投げつけた
「大人ですねー!」
「ラブラブなんだね!!」
「ふーん良かったんじゃねぇか?あいつなんかより」
『……』
それも爆弾だよコナンくん
「え!ひかりお姉ちゃんって他に彼氏いたの!?」
「もしかして二股ですか!?」
「いやちげーって」
『…なんでそうなんだよ』
「え?」
『あ、いやなんでもないよ』
「あー!金魚すくいがあるよ!いこうコナン君」
「え、あぁ」
「ちょっと待ってくださいよー!」
「たこ焼き買うぞ!」
「あ!まって皆」
歩美ちゃんを筆頭に、私たちの前を子供達、蘭さんが横切った
「じゃあ僕たちも行こうか」
『うん…』
何か、何か、引っ掛かる
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