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「それで…もしかして今も喧嘩中?」

とある昼休み、女子の痛い目を避けるべく授業以外では滅多に使われない教室でご飯を食べていると柳さんから電話があった


『まぁ…そうですね。てか一方的に嫌われてるって感じで』

話しかけ用にも女子が取り囲んでて話せる状況なんて無いけど

「悪いことしちゃったな…ごめんねこしさん」

『別に柳さんが悪いわけじゃないから謝んないでくださいよ』

「僕とこしさんが密会…確かに密会といえば密会だけど」

ご飯を一口含み、柳さんの話に耳を傾ける

「昨日も桃園さん来なかったし…俺嫌われちゃったのかな」

『さあどうなんでしょうね…多分行きづらいんじゃないだけじゃないですか、嫌いとかナシに』

なんて言ってみたけど、私には瑠璃の今の気持ちがわからない訳で適当なことをぬかしている

「決めた」

何を決めたのだろうか

「今日って学校何時で終わる?」

『今日ですか?今日は4時10分には終わりますけど』

「わかった!じゃあまた後で」

『え?あと…』

ピー

切れた

てか切られた

また後でってもしかして学校に来るのだろうか

やだなー何の用でくるかわかんないけど、あんまりいい事じゃない気がする

まぁいいや、早くご飯食べて一眠りするか



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