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(うわあぁぁっぁぁ生の黒羽快斗だったよ。私触っちゃったよ、触れてしまいましたよ。ホントにもう死んでも構わないよパトラッシュ。あぁでもせっかく江古田高校に通えるようになったのに今死んだらこの世界に来た意味がない。とりあえず落ち着こう私。先生に連行されなかったらまだ話せていたかもしれないのに!!


『それにしても、キッドの時も格好良いが学生服を身にまとう姿も愛おしい』

「おーいこし。聞いてるかー?」

『聞いてますよ、先生の長ったらしい話を』

「(………)よーし。今から体操服に着替えて体育館に集合だ。高校生にもなって時間厳守なんて言われないようにしろよ」

「「「「はーい」」」」

『ん?体育館?』

そう、私は先生の長ったらしい話を聞いてはいたが、内容を頭に入れるまではしていなかったのだ、

さて、一つ言えることはこのクラスに私が馴染めるかどうかだが…きっと無理なんだろうな

「新入生の皆さん入学おめでとうございます。今日は初登校ということでまだまだ学校にも馴染んでないでしょう。そこで本日は親睦を深めるためにドッジボール大会を開催いたします」


『そういえばそんなこと言ってたな』

それよりも今みんなの前で話してる一年生の主任って人のマイクの持つ右手の小指が気になってしょうがない。指切りげんまんしてるように曲がってるのが気になる。もういっそ最後まで立ててくれよ

「きっと友達を作るいい機会になると思いますので、皆さん楽しんでくださいね」

『……友達できる気がしないんですけどねハハハ』







(というか、やはり何人か見たことある子がいるな)
(ねぇねぇあの子…こしひかりよね?)
(ん?今名前を呼ばれたような)



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