――――そんなこんなでプール当日。



銀時「あっちーなクソー…。銀さんバテちゃうゥ」

坂本「プール日和じゃきー!」

高杉「やっぱ帰りてェ…」

桂「ここまで来て何言ってる!さ、入るぞ!」

高杉「腕外せ…暑苦しんだよ…!!」


燦々と照りつける太陽に、早くもバテ気味な銀時。
大勢の人と陽気な空気にテンションが上がる坂本。
回れ右をした高杉を引っ張り、無理矢理入口を突破する桂。



**




坂本「そこのおネーちゃん達!一緒に遊ばない?」


桂「またやってるのか…」

銀時「辰馬!着替える前に誘ってどーすんだよ!!あ、女の子こっち見てるー」

高杉「バカはほっとけ…着替えてくらァ……」


着くなり、女子に声を掛け始めた坂本。彼女達は銀時達の方を見、騒いでいる。
高杉は短く溜息を吐くと、怠そうに更衣室への足を進めた。


桂「何だ、乗り気じゃないか高杉!」

高杉「違ェよ。あの女共がギャーギャーうっせェんだよ」

銀時「高杉ィ、好みの子が居ないからって落ち込むなよー」

高杉「あァ?テメーじゃあるめェし」

銀時「何よそれ!!何なら後で、どっちが多く女の子連れてこれるか勝負するか!?」

高杉「却下」

桂「とりあえず着替えるぞ。これに空気も入れなきゃならんしな」

銀時「ソレ、自分でやれよな」


銀時の提案した勝負はあっさり断られる。此処で何時までも話していても仕方ないので、坂本を置いて三人は更衣室へ向かった。






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