―――ある日、若き四人の青年達は、デパートのゲームコーナーに来ていた。 銀時「何で野郎同士でプリクラなんだよ!!」 高杉「ふざけんな…」 桂「いいじゃないか!!仲間なんだから」 坂本「思い出じゃきー。パシャリといくぜよ!」 銀高「「何のだ!!!」」 プリクラ機の中に入る桂と坂本。ノリノリな彼等とは反対に、銀時・高杉の二人は顔を顰めている。 桂「お、このポーズをするのか?」 坂本「ほ〜!凝っとるのー」 銀時「何でやる気満々なんだテメーら!」 高杉「気持ち悪ィんだよ」 操作していく中、画面に映っている見本のポーズを真似ている桂、感心している坂本、苛々が治まらない銀時、桂のポーズを見、顔色を悪くする高杉。 桂「まったく貴様らはノリが悪いな。ほら、撮るぞ」 高杉「ひっつくんじゃねェ…!」 銀時「つか狭ェよ!!」 坂本「もっとくっつかんと写らんぜよ」 桂と坂本は、引き気味の二人を強引に寄せ、四人、画面に入れようとする。 桂「行くぞ?」 銀高「「…………」」 3 2 1… (パシャ) 桂「…ん?何だ貴様ら、背中が写ってしまっているではないか」 坂本「アハハハハ!おんしー逃げたらイカンぜよ」 一枚目はアップの桂・坂本の後ろで逃げるような格好の銀時・高杉のショット。 銀時「俺は絶対イヤだ!!」 高杉「んなに撮りたきゃテメーらでやってろ」 桂「逃げるな!」 坂本「ほれほれ、次があるきに!」 桂「次は全身だぞ」 逃走を図る二人を止め、立ち位置に無理矢理立たせると、桂はポーズをとりだした。 銀時「離せー!!!」 高杉「チッ…」 3 2 1… . -章内- -全章- |