―――空は既に夕色。 買い物袋を抱え、漸く帰還?した四人。 帰る途中、幾つかの家屋から夕飯の香りが漂い、何度か立ち止まったりしてはその香りを嗅いでいた為、遅くなってしまった。 銀時「あー腹減ったー」 坂本「わしもじゃー」 高杉「これから作んのかよ…」 桂「四人でやればすぐだ!ほら、準備するぞ!」 桂の掛け声でダラダラと動き出した三人は、買ってきた物やら、器具やらを出し、準備に取り掛かる。 桂「銀時と辰馬は野菜を洗って皮を剥いてくれ」 銀時「へいへい」 坂本「任せるぜよ」 桂「高杉は二人が洗ったそれを切ってくれ」 高杉「テメーは」 桂「俺は米当番だ」 桂は髪をしっかり結ぶと、米の準備に向かった。 三人は指示された事をそれぞれするのだが、そう上手くいかないのがこの男達の特徴である。 . -章内- -全章- |