「ン……」 俺は今まで使われた道具とは違う地味な感覚に眉を寄せていると、挿入が終わったのか弟達はS字の出っ張った突起部分を蟻の門渡りに押し当てて手を離す。 どうやらローターのような振動のないそれに若干の物足りなさと安心感を覚えて一息つくと、二人は窺うように俺の顔を覗き込んできた。 「ねえお兄ちゃん、本当にあのヘンタイと付き合ってるの?」 もう今更嘘を続ける必要もないだろう。正直に言えば開放してくれるかもしれないと首を振る。 「だよね、笑えないジョウダンはもう言っちゃダメだよ?」 窘めるような言い方が癇に障るが、俺は素直に頷いた。 すると口枷のボールを強引に奥へ押し込まれる。 「でもね、目の前でキスされてゆるせるほどボクたち大人じゃないの」 「ンぐ、うぐっ」 「そうそう、まだコドモだし」 「う……グ」 子供は実の兄相手にこんなことしねーよ! そう叫びたいが、出るのは呻き声だけだ。 苦しさに思わずケツを締めれば、穴に馴染んできたエネマグラが導かれるように奥へと進んできた。 慌ててケツを緩めて押し出すと、妙なむず痒さを覚えて俺は身体を捻った。しかしこれなら自力でケツから抜けそうだと、俺は二人に見つからないよう少しづつケツに力を加えていく。 だが力を入れて抜こうとしても休憩した途端戻ってくるから、なかなか思うようにはいかない。動く度に蟻の戸渡りに当てられた突起部分がぐいぐいとタマの下を押してきて変な感じがする。 そうこうしている間にケツのむず痒さが強くなって、俺は眉を寄せた。 「お兄ちゃんって本当バカだよね」 「ン、ふぐっ」 「まだ分からない?」 ひくひくと揺れるケツの穴は自然と中の物を抽送する形になってしまい、まるで一人アナニーしているようだ。 やめようと思っても、動きに合わせて中で蠢くものから与えられる刺激に癖があって身体が止まらない。 まさかと二人を見れば、ニヤついた顔にこれはそういうものだったのかと気付かされる。 徐々に小便を我慢しているようなもどかしさが訪れて、次に射精感が駆け巡る。俺は背中を仰け反らせて、まだ勃起しきってないチンコから精子を零した。 「うぐっ、ン、ンん」 いつもの開放感ある射精と違うそれは、自分の意志関係なくだらだらと竿を伝って溢れていく。 しかもいつもとは違い、出し終わった後もケツの力によって動き続けるそれが新しい射精の波を呼ぶので、俺は尻をひくつかせながら開いた両足を痙攣させた。 「すごぉい、本当に出るんだね」 「ン、ンぐ」 「あ、また出そう」 暫くしてまたチンコからどくどくと精子が溢れ出る。 無理矢理射精させられている感覚は自分の身体じゃないみたいで、俺は動き続けるケツの刺激に何度も漏らすような射精を繰り返した。 [ ←back|title|next→ ] >> index (C)siwasu 2012.03.21 |