01今宵の夢とは
「あっ、ああんっ」
優希さんの舌が膣で蠢く度に体がビクビク反応し、職場だということを忘れてしまいそうなくらいに声を出してしまう。
「綾菜先生、声出すぎですよ」
「あっ、だってぇ……気持ちぃ……んんっ」
優希さんは口を離して立ち上がる。
すると熱い肉棒が入口に当たり、背中がゾクゾクする。
「わ、すご……綾菜先生のエッチなとこがヒクヒクしてますよ」
「やっ、言わな……ぁああんッッ」
──ズズ……パンッパンッパンッ
優希さんのモノが一気に押し寄せてきて、思いきり喘いで一瞬でイってしまう。
しかし、それでも優希さんは何度も何度も腰を力強く打ちつけてきて、肉のぶつかり合う音が聞こえてくる。
「あっ、ああ! やっ、激しっ──あんっ、あっあっあっ!」
尖端がいい感じにGスポットとクリトリスを擦りつけてきて、また何回も絶頂を見る。
すごい快感にどうしようもなく優希さんにしがみついて、顔を見ようとするが、フラッシュを焚かれているみたいに目がチカチカしてよく見えない。
けれども、耳元で荒い息を交えながら私の名前を呼んでいることだけは判る。
──でも、時々思ってしまうんだ。
この声が、腕の中にあるぬくもりが別の誰かの──凌君のものだったらと……。
最低だ。
抱かれているのに、抱いている相手をすり替えるなんて。
結局、私は中途半端に優希さんに抱かれながら、その後に凌君に抱かれる夢を見ながら眠るんだ……。
「あぁあああぁぁっ!」