『ふぁあ〜面白いことないかなぁ…ん?』
仕事合間に屋上に来てみた。
するとフェンスの向こう側を歩いてる猫。
『Σちょっ危ないし!!』
ここは屋上。
もし落ちたりでもしたら身軽な猫でも…!
『ほら、こっちおいで?』
「にゃーにゃっ」
え、ちょ…
こっち見たのに無視!?
『ね、危ないから!』
「………」
無視デスカ…
そーですか…
んじゃ私は知りません。
仕事戻ろっかな
『チラッ…Σ危ないって言ってんでしょーが!!…あ』
『きゃぁぁあああ!!』
落ちてます。落ちてます。落ちてます。
あーなんかこうゆう時ってホントにゆっくり落ちてくんだね。
だからか、結構落ち着いてる。
このまま死んじゃうんだなーって。
でも大丈夫。猫はなんとか上に投げたからちゃんとフェンスの内側に入れた。
ま、いっか。猫ちゃんは助かったんだし。最近は面白いこと全くなかったしね。
―ここであたしの意識は途絶えた
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