独白


見ないでくれ
ゲロっちゃいそうな
冷ややかな眼差し
突き刺す街灯は
今夜もほの暗くて

押すんじゃなく
突き飛ばすような
風がまだ吹いてる
転びそうになるのは
僕だけとあざ笑って


曲がりくねった羞恥心
戻る先は
いつでも僕
跳ね返すだけの覚悟も
ないまま僕は声をあげ

鋭い切っ先に込められた
苦い毒は
管を巡って
僕を満たし溢れさせる
夕闇に溶け込ませるように

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