不動と演劇部
自分を隠すのが得意な演劇部と自分を隠すのが得意な不動のお話 誘拐されたことで親と離れ離れになってしまって探しても見つからなくて、孤独と絶望の中で幼少期を過ごした少女が夢主 誘拐されて、さらに誘拐されて、そこから逃げてたら川に丁度良くボートが浮いていて、そこに乗っていたらいつの間にか東京で影山さんに拾われた 佐久間と源田とは友達 デフォルトネームは桔梗、以下桔梗で統一
1公演 「狼と赤ずきん」テーマは『出会うはずのない者達の出会い』 不動と桔梗が出会う FFの途中ぐらい、帝国学園で影山さんが回収しきれなかった資料を不動が回収した時に人波にのまれて演劇部に来てしまった 一瞬だけ目が合って、お互いに一目ぼれしてしまう 「やべー見る気なかったけどつい真面目に見てた(恥ずかしい)」 「あんな人同じ学年に居たっけ」 生徒が見る側の人が入ってきた瞬間にドアから光が漏れてたまたま不動の顔が浮き彫りになって瞬間的に目と目があって つまりそんな二人の『出会い』
2公演 「ラプンツェル」テーマは『ラプンツェルと王子の共犯による魔女殺害』 桔梗の心の闇 母親にも父親にも見つけてもらえなかったこととか影山さんが捕まったこととか、ほかにもいろんなことが重なって弱い心が浮き彫りになった時に夜の公園でたまたま不動と出会う 「居場所が欲しい、誰にも負けないぐらいの」 「一緒に、真帝国を作り上げないか」 手を取り合って、お互いにこんな事をしたらダメだとか、影山さんの命令でも巻き込みたくないとかそんなこと思ってるけど、ほんの、ほんの少しだけ依存しあう二人 つまりそんな二人の『共犯』
3公演 「ルンペルシュティルツヒェン」テーマは『女が騙したルンペルシュティルツヒェンは死にました』 自分が死んでもただの悲しみにさえなれない そんな子供たちを集める、真帝国 桔梗はマネージャーの仕事をする ボール磨きとか、ご飯作ったりとか そうしてたら影山さんから連絡があって、佐久間と源田をスカウトするように言われる エイリア石を不動と一緒に彼らに差し出して つまりそんな彼女の『騙す』
4公演 「狼と七匹の子羊」テーマは『騙しとおさなくちゃね』 佐久間と源田をだましとおさなくちゃね、って 不動も自覚がないとはいえ桔梗に一目ぼれしていてそんなに酷くは当たれないから結構優しくて そんな不動に少しずつ惹かれているんだけど認めたくない桔梗と、自分の事を好きになっている桔梗を見て自分の気持ちと桔梗の気持ちに気づく不動 だけど桔梗は無自覚で自分の気持ちも何もかもだましていて、嘘をついている つまりそんな桔梗の『騙しとおす』
5公演 「ごん狐」テーマは『つまり自分の本心をさらけ出すことは大切なのです』 真帝国に居てもそこが自分の居場所なのかどうかは分からなくて 自分の事を見ながらも影山さんが本当は鬼道しか見ていないことは知っている だけどやっぱり影山さんに認めてもらいたくて、だけど自分は影山さんの本当の娘ではないことがのしかかって、どうして自分の本当の家族は自分を助けてくれなかったのかって 不動の部屋に入った時に不動の家族の写真を見て、それがうらやましくて喧嘩して不動の事情も知ってしまった だけど謝れなくて、不動も桔梗もお互いに惹かれているからこそお互いが大嫌いで泣きたくて つまりそんな二人の『本心』
6公演 「人魚姫」テーマは『人魚姫と王子様』 真帝国が負けて、影山のところに行ったきり戻ってこない不動を探して影山のところに行けば本当は家族を見つけている、と告げられた お前はもう用済みだ、こんなに使えない存在だと思わなかった 影山さんに言われて、影山さんとしては自分なんかにはついてくるなって気持ちだったんだけど桔梗からすればそれは存在を否定されたのと同じこと 不動と一緒に抜け出すけれど救命ボートに乗ろうとしたところで波が来て真帝国から救命ボートから落ちてしまって 死ぬかと思えば不動が潜ってきてくれた で、手を取ってもらって救命ボートに乗れて 「ボクには存在意義も何もかもなかったなんて笑える、僕はどうして生きてるんだろう」 「思い切り泣いたり思い切り怒ったり思い切り笑ったり、誰かを、信じてみたいのにボクじゃ、こんなボクなんかじゃそんなことできない。こんな弱いボクじゃ、誰も救えないだましてばっかのボクじゃ」 …考えてないけど不動の言葉で救われる、予定
つまりそんな二人の、ハッピーエンド
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