1.


窓際の一番前の席。
教室の隅っこでアイツはいつも空ばかり眺めていた。

まるでこの空間を否定しているかのように―――――――。








-Blue bird-









「あーいい天気だなー…」

空は快晴。ぽかぽかと心地よい春の陽気が眠気を誘う。
パラパラと読み終えたジャンプを捲りながら欠伸を一つすると、思い切り頭を殴られた。

 「あだっ!何すんだよ!」

 「何すんだよじゃねーよ!!それはこっちの台詞じゃボケ!授業中に何してんだお前!ナメてんのか俺を!」

 「」





[ 12/12 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -